「チベットの原風景」をご恵贈いただきました

ウィスキー評論家で、ウィスキー文化研究所代表の土屋守氏からご著書「チベットの原風景」をご恵贈いただきました。
ウィスキー・スコッチ業界の第一人者でらっしゃる土屋さんですが、かつては「チベットの土屋」として名を馳せていたそうです。1975年外国人のラダック旅行が解禁された年の訪問を皮切りに、その後度々ラダック、ザンスカールに滞在され、その当時の記録をまとめたのが本書です。

40年以上前にラダック、ザンスカールの地を踏んでいるだけでも感嘆すべきことですが、更に驚くべきことに現地調査のためにとレーで数ヶ月間ラダック語を学ばれたり、厳冬期のみ通行可能なチャダル・トレックでザンスカール入りされていたり、感嘆符なしには読めません。
土屋さんの目（筆）、写真を通して描かれるラダック、ザンスカールは40年前の旅行記とは思えないほどリアルで、人々の息遣いや声が聞こえてくるようです。まるで自分も一緒に旅に同行させてもらっているような気分になりながら読み進めました。
貴重な記録であるばかりでなく、土屋さんの朗らかで気さくなお人柄や前向きなエネルギーを感じる本です。是非皆様も一度手にとってみてください。

ちなみに今は土屋さんのように苦労せずにザンスカールまで旅ができます（笑）。
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