【自然を知る】名古屋企画:海上の森で里山の樹木を知るー春の新緑と水辺散策

[開講日]2015年5月17日(日)
[講 師]成清 陽

報告者●福井 智子
風カルチャークラブ名古屋開催の会場として訪れる海上の森は、季節毎に違う顔を見せてくれます。今回も成清 陽さんを講師にむかえ、初夏の海上の森の様子を観察しました。


夏を思わせる日差しがふりそそぐ海上の森は、青々とした緑がわさわさと豊かで、若木はその葉をいっぱいに伸ばしているように見えました。野鳥の声を聞きながら森の中に入って行きます。


初夏の森は新緑と花、油断してるとひゅーっと糸を吐いて頭や肩に降りてくる幼虫や飛び回る虫、木々の間を元気に動いてなかなか姿がとらえられない鳥達の賑やかな声で、秋冬しかまだ来たことのない海上の森の明るい一面を見たような気がしました。

オオルリ
オオルリ(クリックで拡大します)
マイマイガの幼虫
マイマイガの幼虫



木々の間から小さい若木に日が当たります

海上の森を歩いていると、間伐や動植物の保護など人の手によって管理・保護されている印や跡をみることができます。手入れされた森には陽光が入り草木が生長しやすく、そこに虫や鳥が集まり、それを餌とする大型の鳥や動物が集まります。様々な生きものを見ることができる海上の森の環境は、森が持つ自然の力に加えて人の手による保全があるから保たれている…そう気付かせてくれるのもこの森の魅力の一部です。


今回出会った

エゴノキ、ウツギ、モチツツジ、コツクバネウツギ、ツクバネウツギ、タニウツギ、ウツギ、ササユリ、タツナミソウ、コアジサイ、ジガバチソウ、キリなど― (クリックで拡大します)

ササユリ
ササユリ
タツナミソウ
タツナミソウ
ジガバチソウ
ジガバチソウ
タニウツギ
タニウツギ
ウツギ
ウツギ