古都ルアンプラバーンとアンコール王朝との関係を指摘されるワットプー遺跡、2つの世界遺産がありますが、ラオスの魅力は森の中や山の中にもあります。
森に、川に、山に暮らす人々との出会いはラオスの旅を忘れられないものにしてくれることでしょう。
ルアンプラバーン
仏教寺院とフランスコロニアルな建築物が落ち着いた街並みを形成する古都。僧侶たちの托鉢や早朝からにぎわう朝市が風情を添える世界遺産。郊外の小さな村の高床式のホームステイやバーシーの儀式の体験ができます。象乗り体験やモン族のナイトマーケットも人気です。
ビエンチャン
16世紀半ばルアンプラバーンからここに遷都され、タートルアンを代表とする仏教建築などが建てられました。現首都。郊外までタイからの鉄道も敷かれ、メコン川沿いの夜の屋台、庶民の市場・タラートサオなど外国人にも人気のスポットとなっています。
ワット・プー
カンボジア国境に近いメコン河畔にリンガ(男性器)のような突起をもった山の中腹から麓にかけて残る巨大寺院の遺跡ワット・プー。10~12世紀ごろクメール族が建設しました。プレアンコール時代からの信仰の名残やアンコール・ワットとも深いつながりを指摘される遺跡は、ラオスで2つめの世界遺産として登録されています。
A ラオス北部
標高1,000mを越える山岳地帯に少数民族の村が点在しています。車やトレッキングで、そんな村々を訪れてみましょう。新しい時代の流れの中で、伝統を尊重しながら暮らす少数民族の生活に触れてみれば、彼らの何気ない日常の生活でも、我々にとっては感動の発見となることでしょう。
B サイニャブリー
ラオスでは古くから木材の運搬などに象が利用され人間の生活に深く関わってきました。しかし密猟などで絶滅が危惧されるまでになっています。現在、象の保護を目的としてマホートと呼ばれる象使いが象と共に生活をしています。そんなマホートと共に象にまたがり、村から村へキャンプをしながら旅するアドベンチャーコースがあります。
C ジャール平原
1,000個もの石壺が散在しているジャール平原。3つのラオスがここにあります。紀元前から埋葬地であり現在は謎の石壺が散在する平原。空爆の穴やミサイルの金属片を使った家の柱などに残るインドシナ戦争の痕跡。そして、その中で暮らす少数民族の人々。すべてが本当のラオスであり、すべてがどこかミステリアス。
D バンビエン
ビエンチャンとルアンパバーンの間に位置する風光明媚な街。桂林のような岩山とのどかな田園風景を活かした小さなリバーリゾートで、街のはずれを横切るナムソン川で景観を楽しむボート下りや自転車散策が人気です。時間に余裕のある方には現地オプションのタイヤチューブ下りがおすすめです。
E ラオス南部
ラオス南部は北部で国境をなしていたメコン河がラオス国内に流れ込みます。かつてフランス がその存在のために航行を断念したというコーンの滝があります。最近はカンボジア国境付近の川では川イルカのウォチングを楽しむ人も増えました。