シェムリアップから車で15分、トンレサップ湖の近くにある遺跡「ワットアトヴィア」。古代よりアンコール遺跡の参拝者がメコン川からトンレッサプ湖へと船で渡り、最初にたどり着く場所がこのお寺であったと言われています。このワット・アトヴィアで旅の安全祈願も兼ねて、禊体験をしてきました
〔ステップ1〕
まずは封筒にお布施を入れてお渡し、お坊さんにご挨拶。その後お坊さんがお経を唱えてくれます。
〔ステップ2〕1人ずつ手(又は足でもOK)にお経を唱えながらお守りの赤い紐をつけてもらいます。つける際には、1人ずつ旅の安全や、健康、家族の幸せなどを祈願して頂きました。(女性がお坊さんに触れると、それまでの修行が無駄になると言われていますので、くれぐれもお坊さんには触れないようにご注意ください。)そしてさらに、頭の上から聖水をかけながらお経を唱えて頂きます。
〔ステップ4〕いよいよ禊体験。非常に濡れるので、水着着用が必須です。またお坊さんに肌を見せるのは失礼にあたりますので、女性はサロン(カンボジア人が自宅でくつろぐときの部屋着)、男性はクロマー(カンボジア人が水浴びの時に体を覆ったり、手ぬぐいのように汗拭きや帽子の代わりに頭に巻いたりする便利な布)を現地でプレゼントしますので、それを体に巻きます。その後座った状態で、お経を唱えながら頭から聖水をかけて頂きます。ちょろちょろっとかけて頂くのかと思っていましたが、かなり勢いよくざぶんとかけてもらいます。体中びしょびしょになりますのでご覚悟を。カンボジアは暑いですのですぐ乾きますが、タオルやサンダル、濡れたものをいれた袋などをご用意ください。実際に体験してみると、煩悩が取り払われたようでとてもすっきりした気分になります。
〔ステップ4〕再びお寺の中でお祈りしていただき、聖水とよい香りのするスプレーを頭や顔にかけて頂き終了。
お寺の境内には12世紀前半に建てられた遺跡があり、禊体験後、その遺跡を観光してお寺を後にしました。
実は私達の旅は、初日乗継地のホーチミンで飛行機が遅れ、シェムリアップ到着が夜遅くなるという波乱の幕開けでした。翌日、旅の始めにワットアトヴィアを訪れ、禊体験。その後は天候にも大変恵まれ、大きなトラブルもなく楽しい旅となり、無事帰国することができました。きっと禊効果があったに違いありません。
地元の人々もお正月など大切な日には禊をするそうです。カンボジアの人々の習慣を体験してみたい方にお勧めです。禊体験で体も心もリフレッシュされること間違いなし!カンボジアで日常のの煩悩を取り払ってみませんか?
※禊ができるお坊さんがいらっしゃらないこともあります。また、他に地元の参拝者がいる場合は、禊体験ができないこともありますのでご了承下さい。