すっかり秋。この季節ならではの空気感が大好きです。金木犀、もう少しすれば枯れた木の葉の匂い、そして美味しい食べ物がたくさん・・・
そう、とにもかくにも「食欲の秋」です。最近、会社でネパールの写真整理をしていたせいか、ネパールの定番料理「ダルバート」が食べたくて仕方がありません。湧き上がる食欲にまかせて「ダルバート」について書いてみようと思います。
(掲載写真は、風のスタッフが撮影した色々なダルバートを集めたものです)
ダルバートとは?
豆(ダル)のスープをご飯(バート)にかけながら食べる、ネパールの定番メニューです。タルカリ(スパイスで味付けされた野菜中心のおかず)やアチャールと呼ばれる漬物が添えられることが多く、たいていその4つでセットになっている、いわばネパール庶民の「定食」。豆や野菜の種類が豊富で、スパイスも、ダルスープの風味も、食べる場所によって様々なので飽きがこない。しかもヘルシー&スパイシー。
ネパール人は器用に手で食べますが、外国人にはフォークやスプーンを出してくれます。もちろん手で食べてもOK! その方が味がいい、という声も風スタッフの中にちらほらいます。(私もそう思います。ただし清潔な手で!)
ネパール・トレッキング中のロッジ(バッディ)にて。
上側:人参や青菜の「アチャール」、米のせんべい「パパル」、じゃがいもの「タルカリ」
右下:豆(ダル)スープ
中央:たっぷり盛られるお米。インディカ米がよく合います。
下:定番ダルバートに、チキンカレーをプラス!これでボリューム満点です。
ダルバートの種類はいろいろ
ダルバートはいたる場所で食べることができます。カトマンズ市内のレストランや、タメル地区のローカルレストランはもちろんのこと、旅の途中で立ち寄るドライブインや、トレッキングルート上のロッジ(バッディ)にも必ずメニューに載っています。
アンナプルナ・トレッキングのルート上のバッディにて。ダルスープにじゃがいものタルカリと大根のアチャールが添えられています。これが最も基本的なダルバートと言えるかもしれません。
カトマンズ郊外の民家にて。お家のダルバードです。器が家庭的ですね。
風の旅行社直営ロッジ「つきのいえ」でもご提供しています。
これは、震災復興支援中の山村「パトレ村」での一場面。ネパール人と同じように、床に座って、手で食べれば、味も違って感じるはず…
東京、大阪のおすすめネパール料理屋さん
いろいろなダルバートをお見せしたところで、いよいよ我慢できなくなってきました。
今日のランチはタメル地区(カトマンズ中心部の繁華街です)で・・・とできれば良いのですが、そんな訳にもいかないので、身近なネパール料理店をご紹介!
K.B. Kitchen
(東京・JR大久保駅ちかく)
風の東京スタッフが、イベントで使わせてもらったり、プライベートでもよく食べにいくお店です。店長さんは、以前風のネパール支店でも働かれていたこともあり、古くからご縁のあるお店です。
もちろん、味もネパール本場に近く、美味なのです。
SNOW LION
(大阪・西区新町)
こちらも、風の大阪支店でお世話になっているレストランです。メインはチベット料理屋さんですが、ネパール料理もたくさん提供されていて、味もボリュームも大満足のお店です。レストランの内装がまた素敵で、チベット紋様の施された家具や織物などが配置されていて雰囲気バツグンです。
・・・いかがでしょうか。ダルバードの写真だらけでお腹いっぱい? そんなことはないはずです。ぜひ、本場の味を、ご自身の舌で確かめてみてください!
願わくば、本場ネパールで。そして一度は「手」を使って食べてみることもオススメします。(※ただし、衛生対策上、ウェットティッシュで手を拭いてからTRYしてみてください!)