数日前、この夏一緒に学生スタディーツアーでモロッコを旅したメンバー数名と遊んだときに、唐突に投げかけられた質問。
「ミクさんは、なんで旅が好きなんですか?」
どんな旅が好きか、は聞かれたことも考えたこともあるけれど、、、
「‘なぜ’、旅に出たくなるのか?」
そう改まって聞かれると、自分が旅に出る(出てしまう)理由をいままで考えたことも無かったことに気づきました。
旅が病みつきになった理由
海外旅を始めたばかりの頃(大学時代)は、絶景や大自然、憧れの世界遺産など、ガイドブックに出ているような定番の観光地を訪れる旅もして、美しい風景ばかりの写真を撮って満足していました。
しかし、ある時ふと、何年経っても見返したくなる写真は誰かと撮った写真だったり、強く印象に残る旅は、どこへ行って何を見たかよりも、誰とそこでどんな人と出会い、良い時間を過ごせたかによるところが大きいことに気づきました。
自分の中で旅の『原点』を突き詰めていくと、私の場合はきっと、旅先での「感動」と「感銘」にあったのではないかと思います。
※「感動」とは、美しいものやすばらしいことに接して強い印象を受け,心を奪われること。
※「感銘」とは、心に深く刻みつけて忘れないこと。
観光名所を回るだけなら、誰もができる体験かもしれませんが、そこで出会った人と過ごす時間や交わす言葉は、自分にしか体験できないもの。
出会った人たちにやさしく掛けられた言葉、出会った人たちの笑顔、旅先で困っていたときに助けてもらったり、見知らぬ土地でやさしくしてもらった思い出は、何年経っても思い出すたびに自分の心を瞬時に温かくしてくれる。
どこへ旅しても、私の心を豊かにしてくれたのは、その土地に暮らす、素敵な人たちとの出会いでした。
あらゆるコトに「ありがたい」と思える生き方が出来るようになった
たくさん旅をして、たくさんの逞しい人たちに触れ、自分の小ささやちっぽけなことを知り、「足るを知る暮らし」を目の当たりにしたことで、日本の”当たり前”が世界レベルで見れば超贅沢であることにきづく。
世界のいろんな国々のさまざまな生活を見ることで、ものの見方や消費の仕方、豊かさへの感謝を感じられるようになり、どんどん自分もシンプルに、そして、日々のありがたみを思い出させてくれる。
家族を大事にすること、仲間を大切にすること、ご先祖様に感謝すること、ちゃんと毎日手作りのごはんを食べること、仕事ばかりではなく余暇や家族との時間、自分自身の人生を楽しむこと、小さなことにも幸せを感じることetc…
日々の単調な暮らしの中で鈍感になっていたことにたくさんのきづきをもらえることが私にとって旅をすることで得られる大きな収穫。
だから、冒頭の質問に対する私の答えは、こうでした。
『心動かされる素晴らしい景色の場所に行ってみたいというのももちろんあるけれど、、、
でも、それだけではなくて、そこに住んでいる素敵な人たちと出会いたい。
現地の人たちの自然に寄り添った生き方から本当の豊かさを教わったりしながら、自分自身が日本の暮らしで失ってしまっている(あるいは失いつつある)大切なものをみつけに旅をしてる気がするんだよね』
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もちろん、旅に出る理由は十人十色。人それぞれの理由があって然り。
『あなたが旅に出る理由は、なんですか?』
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もし、同じように共感してくださる方がいらっしゃったら、ぜひ、こんな旅をしてほしい。自分が行って大好きになった場所やその土地土地に暮らす素敵な人々とたくさん触れ合ってほしいという想いをこめてわたくし平山がせっせと作りました。(私が同行するツアーもありますのでぜひご一緒しましょう)
出来立てホヤホヤの2018春~夏の新企画!
【風の女子旅】極北のツンドラ紅葉を馬で往く
終了ツアー 2020/09/05(土)発 秋のユーコンを乗馬とキャンプでたのしむ7日間
現地の人たちと料理を作ったり、伝統的な暮らしを体験できたり、“風のお墨付き”の素敵な人たちと出会える新企画たち。普通のツアーとは一味もふた味もチガイマス!
来年以降の旅の選択肢の一つに、加えていただけたら幸いです。