モロッコの世界遺産「アイト・ベン・ハッドゥ」。
この地域にはカスバと呼ばれる城壁に囲まれた要塞や、その集落を意味するクサルが点在し、エルフードからワルザザードまでは「カスバ街道」と呼ばれています。ベルベル人が敵の侵入や襲撃から身を守るため考えた建物で、その代表的なクサルがアイト・ベン・ハッドゥです。青い空に映える茶色の土壁で統一された風景は感動的で、モロッコ一美しい町と呼ばれるのも納得です。
そんなアイト・ベン・ハッドゥを訪れたら是非見てもらいたいのが、「あぶりだし絵」。
職人さんが白い紙に謎の液体でなにやら描いています。さらに、その絵をバーナーの上にかざすではありませんか!いったい何をしているのか?と思った次の瞬間、そこには素敵なモロッコの風景が浮かび上がりました!茶色はサフラン、青はインディゴ、濃い茶色はお砂糖たっぷりのミントティーを使っているとの事。
絵をバーナーであぶりだす職人さん
完成した作品たち
職人さんの周りには絶えず見物客がいるため今回は購入できませんでしたが、写真で見返すとやっぱり素敵な作品だなぁと、買えばよかったと後悔する1品です。