やっぱりそうか!うすうす、噂には聞いていましたがチベット自治区などで、高山病などを患って、かなりの人が亡くなっています。高山病をあまく見たらいけません。弊社は、高山病に関して、パルスオキシメーター(血中酸素濃度測定器)などを使ってお客さまの健康管理に努めています。何の対応もせず、ただゆったりした日程でとか、具合が悪ければホテルで休息をなどと言っているようでは、自殺行為もいいところです。具体的な対応策を施した上で、一番大切なことは、高山病への警戒心を緩めないという緊張感です。
高山病は、高所に行かなければ絶対に罹らない病気です。この記事では、高齢者が多く、様々な持病をお持ちの方もいらっしゃるでしょうが、どこか、病気だから仕方ないくらいに甘く見ている感じがします。
スタッフ一同、改めて、高山病の怖さを自覚した記事でした。
————– NIKKEI NET 2月18日掲載記事 —————
「秘境の旅」ご注意・中国、半年で8邦人死亡
【北京17日共同】
中国チベット自治区などで高山病などを患って死亡する中高年の日本人旅行者が急増していることが北京の日本大使館の調べで17日までに明らかになった。大使館関係者は「危険を理解し十分な準備で臨んでほしい」と呼び掛けている。
大使館によると、昨年5月から10月の半年間で高山病などで死亡した日本人は女性1人を含む8人。チベット自治区で5人、青海省で2人、甘粛省で1人が死亡し、8人のうち6人は60歳以上で最高齢は88歳の男性だった。発症後、日本に搬送し命を取り留めたケースが2件あった。
北京の日系旅行社によると、「秘境の旅」などのうたい文句でチベット自治区などを訪れるツアーが中高年に人気で、2006年、自治区と青海省を結び、鉄道として世界最高地点(5072メートル)を走る「青蔵鉄道」の開通が拍車をかけた。
一方、旅行者が高地に到着後、当日から旅程を開始するなど過密スケジュールのツアーも目立つ。心臓病や高血圧などの持病があると、高山病が重症化する例もあるという。