焼酎を買うときは、、、

つむじかぜ199号より


「かのか」ってアサヒビールの商品だったのか。農薬入りの事故米を使った米麹が使われた芋焼酎として、先週、新聞に写真入で載っていた。私は、何年にも亘って「かのか」をしばしば飲んできた。大抵のスーパーには置いてあるから、飲まれた方も多いことだろう。

事故米の転売は、今までの、食品偽装事件と違って、犯罪の臭いがぷんぷんする。長年に亘ってやっていたとすれば、これでがっぽり儲けてきた闇組織があるんじゃないかとすら疑いたくなる。中国の、餃子問題では、マスコミも「日本では、そんな犯罪は考えられない。」くらいの勢いで報道していたが、もはや、他国の批判どころではない。

それにしても、芋焼酎とアサヒビールが全く、イメージとして結びつかず、安いからと言って飲んでいた自分に腹が立った。今回の問題は、流通構造の中で、事故米をつかまされた酒造メーカーなどは、完全に被害者だから、大手が悪いなどというつもりはない。

しかし、ある会社で、直接仕入れたものか、身元がはっきりした原料しか使っていない。という報道があり感心させられた。複雑な流通構造が、こうした犯罪を可能にし、その罪の意識を薄めているように思う。風の旅行社だって、間に業者を入れず、現地直生産、直販という形式を取っているのは、取扱地域の特性から、商品の意図や現地の事情が、他社に代理販売してもらっても、お客さまに届かないと思うからだ。

今度、焼酎を買うときは、信頼できる酒屋で、メーカーの裏事情などを聞いて、少し高くても、顔の見える品を買い求めたいと思う。

★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。

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