立教大学で話(講義)をしてきました。

つむじかぜ207号より


近年、観光学を扱う大学が増えてきました。殆どは、経済学部などの一学科として設置されていますが、取り分け、立教大学は1967年には社会学部に観光学科が設置され、1998年には観光学部となっており日本の観光学を先駆的に担ってきた歴史があります。

そもそもは、戦後直ぐ「ホテル講座」が設置されたことに始まります。(立教大学観光学部のHPより)石ノ森章太郎の「ホテル」という作品でホテル・プラトンのフロントで活躍する赤川一郎が、「あれでも、立教大学の観光学部の出身だぜ」と揶揄されるくらい、観光学といえば立教と言われていました。

その立教大学の「エコツーリズム論」という授業を知人が受け持っている関係で、11/10に外部講師として一時間ほど話してきました。もちろん、私は、学問的な話は出来ないので、私がやってきたことを話しただけですが、非常に驚いたことが二つありました。

なんと、格安航空券を使ったことのある学生はいませんでした。海外旅行はパッケージツアーを利用するそうです。そして、「ABロード」を殆どの学生は知りませんでした。「学生=貧乏旅行」などというイメージはもう昔のことです。今の学生は、小学校高学年から中学生に掛けて9.11とアフガン、イラク戦争をテレビで見ています。ですから、「海外=怖い」というイメージがあるそうです。

それでも、「大手旅行会社しかイメージがなかったが、こんな旅行会社もあると分って旅行会社の見方が変わった」、「また安売りツアーのことかと思ったら面白そうなツアーで驚いた」というような感想を戴きました。夢と希望をもった若い人が、どんどんこの産業に入ってきてくれたらと思います。

★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。

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