ネパールから帰国

つむじかぜ469号より


ネパールから帰ってきました。あいにく、山はその雄姿をあまり見せてくれず、エベレスト遊覧飛行も天候不良でキャンセルになってしまいました。それでも、40歳代から最高齢は80歳の15名のお客様と一緒に、とても楽しい7日間を過ごさせていただきました。

このコーナーでも何回かお知らせしましたように、今回のツアーは、昨年の11月、ネパールの風のいえに新しく加わった「風ダルバール・カマルポカリ」の本オープンのパーティーが2/24に行われるので、それに私と一緒にご出席頂き、その後、「つきのいえ」、「はなのいえ」と三つの風のいえ全てを巡ろうという企画でした。

また、「つきのいえ」、「はなのいえ」は、弊社の元オーナー・比田井博(2006年他界)がつくったものですが、今回は、その意志を受け継いで「風ダルバール・カマルポカリ」がオープンするなら是非それを見てみたい、と比田井博の奥様もご参加くださいました。

比田井は、「つきのいえ」をつくったとき、空間設計の大切さと、ネパール人が一番美味しいと思う料理を出すんだとしきりに言っていました。

「つきのいえ」は、ヒマラヤが見える北側に客室、食堂、五右衛門風呂で囲む中庭をつくり、ヒマラヤ側をテラスのように開けてコの字にしました。こうすると、人の動きは、一旦は全てこの中庭に向かうことになります。自然と、お客様が集い会話が生まれます。これが、「つきのいえ」独特の空間設計です。実は、ネパールの家は、外から見ると分りませんが、中庭のある家が多いのです。

そして、一番美味しいと思う料理とは、ダルバート(ご飯、ダルスープ、カレーなどで構成されたネパール人が毎日食べる食事)のことです。メニューを置いてフライドライスやチョウメン(焼きそば)などを出すのが普通のロッジですが、あんなものは美味しくないとしきりに言っていました。「つきのいえ」、「はなのいえ」で出すダルバートは最高です。

「はなのいえは」家具や寝具、カーテンなどに拘り、ネパールの伝統的な壁や土の床も取り入れ「上質な空間」を作りたいと比田井は申しておりました。13年経った今も、変わらずじっとあの場所に比田井が目指した空間が佇んでいるように感じます。

その空間、食事は、「風ダルバール・カマルポカリ」にも受け継がれました。是非、お訪ねいただきたいと思います。

■5/1発(6日間)で同じツアーを行います。パーティーはありませんが、私も一緒に参ります。是非、ご一緒ください。詳しくは、以下参照。




風のいえを巡る旅 ツアースナップ

カマルポカリopening cerlemony
ダルバールの中庭でのオープニングセレモニー
お客さまにもご臨席いただきました
カマルポカリopening cerlemony
NKTのベテラン・ガイド、
ホム・シュレスタの家族と
つきのいえ
「つきのいえ」にて
お客さまに撮っていただきました
つきのいえ
つきのいえ中庭より望む
アンナプルナサウス
つきのいえ
NKT社長のプリスビーも
一緒に歩きました



★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。

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『風通信』連載コラム「風の彼方に」ではオープンに至る経緯を綴っています
カトマンズに新しい『風のいえ』
風ダルバール・カマルポカリがオープンします!


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