『風の定期便』と『風の季節便』

つむじかぜ483号より

『風の定期便』と『風の季節便』という2冊のパンフレットを先週お送りした。すでに目を通された方もいらっしゃるだろう。「これは、いったいなんだ?パンフレットにありがちな地名も書いてないし、この2冊はどこが違うんだ」と思われた方も多いに違いない。実は、「何とか、弊社が作っているツアーを分りやすく伝えたい」と、あれこれ約2年も考えての末のことである。

『風の定期便』とは、弊社が会社発足当社からやっている2人から催行し、航空便があれば、いつでも出発できるツアーのことである。だから、今回のパンフレットでも“行きたい時に行きたい人と旅に出る”とサブタイトルをふった。ただ、今回、大きく変更したのは、最大6名(モロッコは8名)と少人数の旅に限定した点である。

少人数の旅は、ガイドの密着度も高くなるし、車も、レストランも変わってくる。お客様も、その点を大きく評価してくださる。2人から行けるから新婚旅行やご年配の夫婦だけの旅にはピッタリだ。グループ旅行も楽しいが、まったく別のプライベート感が素晴らしい。

そもそも、弊社では、『風のネパール』、『風のモンゴル』、『風のブータン』、『風のチベット』、『風のペルー』など、デスティネーションごとにパンフレットを作っている。手前味噌だが、なかなか読み応えのある力作である。企画担当者が、もっとも力を入れて作るのがこのパンフだ。

実はこれが、定期便の本体である。今回お送りした『風の定期便』というパンフレットは、そのダイジェスト版というわけだ。『風の定期便』は、“風のネットワーク”があって初めて可能になる。現地が、しっかり仕事ができないととんでもないことになる。特に、現地の日本語ガイド次第で旅の良し悪しが決まる。

それゆえに、弊社は、現地作りに多くの勢力を傾けてきた。現地の違いこそが、他社と大きく違う点である。もっと、この『風の定期便』の存在を分かってほしい。

一方、『風の季節便』は、前回までは、『風スペシャル』として、年末年始やGW、夏休みの時期などにむけて特別企画のツアーを販売してきたものである。“その時、その場でしか味わえない旅”とサブタイトルをつけた。添乗員がつくとは限らないが、同行するツアーも多い。祭りなど、限られた時期にしか行けないツアーを中心に企画している。

正直に申し上げれば、『風スペシャル』ばかりをダイレクトメールしているうちに、弊社には、『風スペシャル』しかツアーがないと、お客様には思われているということが分ってきた。そこで、2人催行で、いつでも出発できるツアーがあることを目立たせよう、というのが、今回、『風の定期便』と『風の季節便』を新たに作った趣旨である。

こんな風に書くと、私が作ったかのように思われるかもしれないが、すべて、スタッフたちからの発案である。まだ、ホームページが追いついていない。作業は山積みだ。どうぞ、両便をよろしくお願いいたします。

★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。

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