*風のメルマガ「つむじかぜ」689号より転載
5月に内モンゴルへ行ったが、羽田から北京へ向かう際に、ゲートを通って機内に入ったら少々席が広いことに気が付いた。なんと、プレミアムエコノミーにグレードアップされていたのだ。
十数年前なら、そんなこともしばしばあったが、最近は、コンピュータでの予約コントロールが“高度化”し、ほとんどオーバーブックが起きなくなったなくなったのでこういうラッキーな話もなくなったのだが、珍しいこともあるものだと思いつつ少々ゆったりした気分で北京に向かった。
驚いたことに、帰りの便は、北京でチェックインの際にビジネスクラスへの変更を告げられた。係員は、口では「申し訳ありません、、、」と言いつつ口元を少し緩めがら私の顔を見た。私も口では「え?そうですか。構いませんよ」と応えつつ、つい顔が緩んだ。ゆったリどころではない。贅沢な時間を過ごした。
やはり、乗れるものならビジネスクラスに乗りたい。そう誰しも思うだろう。席もゆったりしている上に食事が全く違う。もちろん接客の対応も、その他大勢扱いではない。〇〇様と名前で呼んでくれたりする。値段の違いから考えたら当然かもしれないが、エコノミークラスのサービスが悪すぎることへの裏返しでもあろう。
近年、ビジネスクラスの利用が増えている。特にヨーロッパや南米など長距離になればなるほどその傾向がある。もちろん値段も高くなるが、ビジネスクラスでなければ行かないというお客様もいらっしゃる。
理由の一つには、以前に比べると安いビジネスクラス料金を積極的に出す航空会社が増えたことにあるようだ。しかし、それでも10~50万くらいは追加になるから安いとは決して言えない。それでも、一度ビジネスクラスを経験するとエコノミークラスには戻れないといわれる、お客様の経験値が増えたということだと思う。
もう一つの理由は、かつては海外旅行そのものに贅沢なイメージがあったが、近年では普通のことになった。ビジネスクラスを使って初めて少々贅沢なイメージが出てくる。体が動くうちに年一回贅沢しよう。そういう年配層が増えたように思う。旅に対する考え方も大きく変わったといえよう。
弊社でも、次回の弊社ツアーパンフレット「風の季節便」(12/15発行)にはビジネスクラス追加料金をほぼ全コースに載せることにした。意外に安いね!というビジネス料金ももある。是非、ご利用頂きたい。
★弊社代表取締役原優二の「風の向くまま、気の向くまま」は弊社メールマガジン「つむじかぜ」にて好評連載中です。