みなさん、お久しぶりです!
先日、カイラスツアーから無事戻ってまいりました。
再びラサ駐在生活が始まります。
久々の日記ということで、みなさんにカイラスツアーをウェッブで堪能して頂こうと、道中で撮った写真を少しだけご紹介します。 全部を網羅するのはとてもとても無理なので、カイラス・コルラ(カイラス周回巡礼)やキャンプの写真を中心に。
* * *
シシャパンマ近くにて。 今回のツアーの参加者の方々。 女性二人に男性三人、高地登山の玄人の方から、初心者の方まで。 また、一番右にみえるは、現地人のように日焼けしている筆者。 ヒマラヤの峰々が青空に映えて美しい・・。
インド人巡礼者が、カイラスに向かってシヴァ神の祈りの歌を捧げる。 右側に白く見えているのがカイラス。 今年のサカダワ・カイラス巡礼はチベット人よりも、ヒンドゥー教徒のインド人巡礼者が圧倒的に多かった。
ナムナニ峰(7,694m)をバックに、お客さんSさんとカイラス麓の子供。
カイラスそばの聖湖、マナサロワール湖のそばでキャンプ。 中央右側に三角に薄く見えるのがカイラス。
「おおっ! 今晩の夕食はジャパニーズ・カレーだ! ちょっと旨すぎるで〜!!!」
マナサロワール湖畔で日本食とは贅沢すぎるが、贅沢な場所ではとことん贅沢をするのがよい、のである。
キャンプ中は、日本人の口に合うメニューばかりであった。 風手配のキャンプがこんなに快適だったとは、僕も知らなんだ(笑)。 写真に写っているのは、餃子とレモンサラダ、そしてお粥に塩昆布をまぶしたもの。
寒いカイラスでのキャンプの間、毎朝「目覚めの」モーニング・ミルクティーを振舞ってくれるのであった。 乾燥した空気には、甘いミルクティーが、心身ともに癒しになる。
マナサロワール湖畔に住む5歳の少女。 今回のツアーで遭遇したチベット人女性の中で、一番美人であった。 幼いのに、こんなに「含み」のある表情をしてくるとは!
マナサロワール湖畔でのキャンプの翌日、カイラスの麓へ移動! カイラスの南壁を拝みながらのこのキャンプ場は、おそらくは、「世界のキャンプ場・絶景コンテスト」というのがあるならば、確実にベスト3にはいるであろう。 手前に光るオレンジ・テントは、我々の「個室テント」である。 贅沢尽くしである。
早速、その場で昼ごはん。 カイラスを拝みながら、チャーハンを食べる。 僕はチベット人らしく、唐辛子をつけて食べた。
翌朝は、カイラス麓で年に一度の大祭。 チベット暦の4月15日に祝われる、サカダワの祭である。 サカダワ期間中のチベットでは、あちこちで様々なお祭があり、お釈迦様の生誕、悟り、入滅を祝う。 カイラスでは、タルチェンと呼ばれる「聖なる柱」に新しくタルチョ(祈りの旗)を着せて、垂直に立てかけるのである(写真参照)。 我々はこのお祭に合わせてカイラスに来たのであった。 このサカダワの大祭の日に、カイラスをコルラ(周回巡礼)すると、功徳が何百倍にもなる、そうだ。
もちろん、我々もそのために来たのである!? 功徳を積むべく、コルラ開始! 三人の現地ポーターと一緒に、皆さんで初陣式?
そして、一向は、北へ北へと向かうのであった・・・。
キャンプ用具などは、カイラス麓でたむろしているヤクたちにお願いした。 カイラスの西壁が見える。
カイラス北壁。 透き通るような青の存在の中に、のそっと浮かび上がる巨大な宝石、のようである。
カイラス・コルラの二日目、最高地点のドルマ峠(5,668m)にて、記念撮影。
写真右下は、今回のツアー中大活躍であったガイドのゲンツェン、その隣が、高地のために顔がむくれてしまっている僕、左側にショベルを持って立っているのが、キャンプ料理人のロギャ、そして四人のお客さん。 (他の一人のお客さんMさんは、狭いドルマ峠の道を克服すべく、若い現地ポーターの男の子に手をとってもらい、エスコートしてもらいながら、一足先に峠越えへ)
みなさん、ほんとうにお疲れ様でした・・!
カイラス巡礼での功徳は、「得られるものではなく、与えられるもの」だということが、分かるような気がしました。 自分勝手な解釈ですが、たぶん、そうだと思います。
Daisuke Murakami
7月6日
(ラサの)天気 曇りときどき晴れ (最近、夕方や夜には雨が数時間ほど降ります!)
(ラサの)気温 11〜22度
(ラサでの)服装 昼間はシャツ、Tシャツなど、半ズボンも可(ただし、お寺の中では、肌の露出は控えてください)。 夜はフリース、セーターなど。 晴れの日は日差しがとてもきつくなるので、日焼け対策は必須。 空気は非常に乾燥しています。 雨具は必須。
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