みなさま、サインバイノー?
明けましておめでとうございます。今年も馬がいますように(遊牧民の言葉ではよいお年を!という意味です)。
今回のニュースは寒いモンゴルの冬を元気に越えてる馬のお話です。
最近は、ウランバートル市は大気汚染でいつもいると体によくないため市民が休みの日、できるだけ郊外に行くようになって来ました。先週の休みの日もモンゴルでツアーをやってる会社を使ってウランバートルから250キロ離れてるところで冬の放牧してる馬の群れを見に行きました。
私にとって、2014年最初のツアーで800の馬の群れや馬の調教みてまた、冬の馬に乗って走ったりして去年より縁起がよくなって今年は何でも上手くいけるという気分になりました。
モンゴル人にとっては馬はすごく縁起のよい動物で馬が走ったあとの土の煙匂いや馬に乗るだけで縁起がよくなると言われてます。
今年はこの数年で特別な温かい冬が続いていますがモンゴルの冬は長く11月末から2月末まで)、-20度は普通、北のほうでは夜中-50度になる場合もあります。風が強くてすごく寒いです。
人間は民族衣装やゲルの暖かさ、馬の力で楽しく冬を過ごせますが馬がどうやって寒い冬を過ごせのだろう?いつも不思議です。
馬を元気に越冬させるため、遊牧民は毎年家族や親戚の馬をまとめて1家族で管理しています。3軒の家族の馬は約500頭くらいになります。管理する家族は毎年交代で、冬中、親戚みんなの馬の放牧(馬が草のある、風よけになる場所)に連れていきます。
冬はこのように、放牧馬の頭数が多いので狼や野生動物が襲ってくることは余りありません。
冬は、雪が積もると馬は前の2本足で雪の下から草を掘って食べます。
何もない草原の中ではだかでいる馬は寒いだろうとおもいますが、触ってみると毛がふわふわで驚くくらい温かいです。
夏のモンゴルも楽しいけど温かい民族衣装着て、冬の馬に乗って、暖かいゲルに泊まって星空みると冬のモンゴルは楽しいです。草原は寒いけど気持ちは温かいです。
おしまい