ホンゴロからサインバイノー! 健康食「黄色い医者」サジー

サインバイノー?

これはモンゴルではチャツァルガナ、日本ではサジーと呼ばれている果実です。モンゴルでもとくにウブス県(プージェーの出身地)のチャツァルガナが有名です。中国などでも収穫できるようですが、モンゴルの厳しい自然の中で育つことによってより栄養価が上がるといわれていて、このジュースを毎日飲むことで免疫力が上がるためサジーは「黄色い医者」と名がつけられています。モンゴルのどの家庭でも当たり前のように飲む健康飲料です。

果実にはビタミンС, В1, В2, В6, Е, К、アミノ酸、有機酸、木片にアルカロイドなど200種類以上の成分が含まれていて、モンゴルの伝統的な医学の中では肺結核、咳、婦人病などの治療に使われていました。現在でもチャツァルガナの油を火傷、凍結による潰瘍(かいよう)、ガンなどの治療に使っています。

果実の木にはとげがあるため収穫が難しいです。よく刺されます。
ウランバートル周辺には自然には生えることがないのですが、健康のために育てている人が増えてきました。収穫の季節はちょうど今頃で果実も凍っているような10月末、11月。この期間にフォークなどを使って地面に落とすしたり木を軽くゆすって落として取ります。

写真のパッケージを見たことのある人も多いと思います。
チャツァルガナの味はちょっとすっぱいですがジュースは飲みやすいのでぜひ飲んでみてください。
あたためて飲んでもおいしいですよ。

おわり