ボーズって?(モンゴル風蒸し餃子)
ボーズという名まえは中国語の包子(パオズ)からきています。その名の通り、小麦粉の皮で細かく刻んだ肉を包んで蒸した、餃子のような小龍包のような料理です。
ツァガンサル(旧正月)などお祝いの席には欠かせないモンゴル料理の代表と言っていいでしょう。もちろん、日常の食事でもよく登場します。ゴアンズと呼ばれる庶民派食堂にも必ずあって1個から注文でき、気軽なファーストフード感覚でも食べられています。
包み方は何種類もあり、簡単ですぐにできるものから、結構な技術が必要なものまで、実にさまざまです。
また、皮に膨らし粉をいれて蒸しあげる肉まんのような「マントウボーズ」は日本人にも馴染みやすい料理でしょう。
ボーズをじょうずにいただこう!
モンゴル人家庭でお皿にいっぱいに盛られた、蒸したてボーズがでてきたら歓迎の印。どんなにお腹がいっぱいでも、自分のお皿に最低3つはとりましょう。モンゴルでは何でも「3」がキーワードです。
ボーズを食べるのはフォークやお箸でもいいですが、じょうずに食べるなら手づかみが一番。上の方をつまんでまずは一口パクッ!そのままちょっと待って!!
ここでかぶりついた口を離すと大変なことになります。ボーズの中には肉汁がたっぷり。コレをズズッと吸い込んで、こぼさずいただくのがモンゴル流。出来立ては火傷に注意です。
大きさにもよりますが、モンゴル人男性は10個20個とたいらげていきます・・・
勧められるままにニコニコしていると、ボーズは次から次へとお皿に盛られていくことでしょう・・・
ボーズをつくっちゃおう
2009年のツァガンサル(旧正月)は2月25日。
ボーズをつくって世界のどこからでもツァガンサル気分を咲かせましょう!
※身体で覚えている家庭料理のため、分量は明記いたしません。
どうぞ、繰り返し挑戦して自分だけの家庭の味を完成さてください。
材料
・小麦粉(打ち粉も必要)
・ぬるま湯または水
・羊肉または牛肉(できれば塊で)
・たまねぎ(好みでにんにくなど)
・油
・塩(好みで胡椒)
・濃い目の塩水(餡用)
作り方
1 小麦粉に水を加えて耳たぶより固めになるまでこねます。
少しずつ水を加えて
よくこねる
2 丁度よくなったら、ボールをかぶせて生地をねかせます。
ひとかたまりにして
乾かないように
3 肉と野菜をみじん切りにしてあわせてこねます。
ひき肉じゃないのがコツ
よくこねていきます
4 3に濃い目の塩水を入れてこねて味を調えます。
この塩水がジュワッとでてくるスープになるのでたっぷり目に加えましょう。
べちゃべちゃになり過ぎない
程度にたっぷりと
5 ねかせておいた生地を直径3cmくらいの棒状にして、端から2cmくらいずつ均等の大きさになるように切ります。
丁度いい大きさにしてから
丸めやすい大きさに
6 打ち粉を使いながら生地を麺棒で丸く延ばします。(餃子の皮作りと同じです)
餃子の皮作りと一緒
真ん中がちょっと厚めのUFO型
7 延ばした生地に肉を包んで閉じます。いろいろな閉じ方に挑戦しましょう。
餡の入れすぎに注意
指先を器用につかって
慣れればあっという間に包めます
8 ボーズ同士がくっつかないように並べて15分〜20分くらい蒸します。
※このときボーズのそこに油をつけて並べると、お鍋とボーズがくっつきません。
いろんな形で蒸しあげましょう
9 水蒸気に少し油気を感じたら完成!お皿に山盛りにもっていただきましょう!
ボーズ番外編
肉を刻んで、皮も粉からこねて・・と、意外に手間と時間がかかるボーズ。
そんな方にも安心!ウランバートルのスーパーマーケットには冷凍ボーズが売られています。
スーパーの冷凍ボースの量り売り。
単位はもちろんキロ・・・
カラフルなパッケージの冷凍ボーズ
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