らくだ祭
映画「らくだの涙」* のふるさと、南ゴビ県の県都ダランザドガドから北西へ約100km。年に1度の祭典会場であるボルガン村では今年も「らくだ祭」が行われます。もともとは、減少するらくだの保護の為に行われた祭典で、「らくだの、らくだによる、らくだの為の祭典」を一目見ようと、国内外問わず訪問者が年々増加しています。
南ゴビという場所
地図で見ると、モンゴル南部から中国内モンゴル自治区に渡って広がっている巨大なゴビ砂漠。褐色の大地をラクダの群れがゆっくりと横切るその光景は、まるで物語の中の1ページのようです。湿潤な気候の日本では決して味わえない乾いた世界が待っています。
らくだ祭で行われる主な種目
▼らくだのポロ(2チームが木槌でボールを奪い合いゴールへ打ち込む競技
▼らくだのレース
▼らくだのパレード
▼らくだに乗っているらくだ乗りの“一番美しいカップル”を選ぶ大会
その他、らくだの毛を使った製品の販売や、らくだをテーマにした絵画や詩の展示会も行われています。
※天候や主催者側の意向により、行われる種目や時間、内容が変更になる場合があります。
映画「らくだの涙」:あらすじ
家畜の出産期を迎えた、春のゴビ砂漠で暮らす遊牧民のらくだに白い毛の赤ちゃんらくだが難産の末、産まれます。しかし、母らくだは赤ちゃんらくだにお乳を与えません。「このままでは死んでしまう」そう思った家族は首都ウランバートルから優秀な演奏者を招き、母らくだにモンゴルの伝統楽器、馬頭琴の音色を聞かせる。すると、不思議なことに母らくだの目から涙が流れ落ち、そして・・・。