先日の週末、近所の河原でどんと焼きが行われていました。
「ゼロからはじめる42.195キロ」というフルマラソン完走を目指す講座を企画しておきながら、諸事情あっていまだマラソン大会に出たことがなかったのですが、ついに来月の青梅マラソンにエントリーしてしまいました。ということもあり、今さらながらあせって朝のランニングで河原を走っていたところ、どんと焼きの準備をしているところに、偶然出くわしたのでした。
東京でもこうした行事が残っていることに、少し感動しながら点火のときを待ちます。
火口は西に向いており、そちらから神様が来るから、と話している声が聞こえました。
まずは濃厚そうな煙だけがたちこめていたのが、突如、火が噴き出します。
周囲の温度はいっきにあがり、あまりの火勢とその熱さに、取り囲んでいた
人の輪が火から離れて広がっていきました。
骨組みに使っている竹の破裂音が、ドーン、ドーンと響きます。これが、どん
と焼きの語源かぁ、と思ってみていたのですが、頂上のダルマがどーんと落ちる
からどんと焼きだと話している人もいます。でも、ドーンとは落ちずに頂上で
燃え尽きていました。
あっという間に、燃え落ちてしまいました。
河原では、地域の方々により、お酒や、焼き魚(さんま)、みかん、肉まん、豚汁の炊き出しなどがふるわれていました。こうした小正月の行事が、いつまでも続いてほしいものです。
仕事柄、各地の行事を見にいくことが多いのですが、自分の住んでいる地域にもこうした行事が残っているのですから、地域の一員として伝統を守ることも忘れてはいけませんね。
自分の暮らしている地域のことをおろそかにして他の地域のことばかり扱っていることを反省した小正月の行事となりました。