出発日:2019年12月26日
文・写真 ● 竹嶋 友(東京本社)
活動地はサハラ砂漠
学スタでは現地でのボランティア活動や村人との交流を含むツアーがほとんど。モロッコでの活動地は、サハラ砂漠にある小さな村「ハミリア村」です。村には公立の学校が唯一小学校しかなく、離れた町にある中学校への進学を諦めてしまう子どもたちの為に2004年、モロッコ政府やヨーロッパ諸国の慈善団体からの支援を受け、子どもたちに小学校で学習しきれなかった分野を補助的に教える支援学校「KHAMLIA(ハミリア)」が設立されました。この学校で、村の子どもたちに補助教育の一環として、日本語や日本の文化を紹介する授業を実施し、またその活動や村滞在を通して国際交流を図るのがこのツアーの大きな目的です。
アフリカの教育現場に触れる
ハミリア村で実施する2回の授業は、こちら側が事前に用意するのではなく、参加者全員にゼロから練り上げて頂いています。そのため、旅の前半行程は必要な準備や役割分担を決める日が続くのでどうしても睡眠不足がちとなりますが、話し合いにより1 つのものを作りあげていく過程は大変興味深く、かつ連帯感を生む原動力になっていると感じます。今回の参加者からも、「ハミリア村での授業準備は、参加者が最も団結した時間だったと思います。相手のために何かしたいという気持ちが、こんなにも幸せな形で表せるんだなぁと幸せな温かい気持ちになりました。」という感想をいただきました。
現地の人々との深い交流と観光のバランスが人気
ご旅行後のアンケートでは、村での活動が一番の思い出だという方がほとんどですが、その前後で訪れる町で観光ができる事も、このツアーを選ばれた理由の1つとなっています。 シャウエン、フェズ、マラケシュの旧市街散策や砂漠滞在など、観光要素もしっかりおさえる内容にしています。現地の方々との交流はもちろん、参加された方々同士やス
タッフも含め、同じ目的を持った仲間との旅は、きっと一生ものの宝物になるはずです。体力や好奇心に満ち溢れている学生以外の方のご参加も、心よりお待ちしています!
参加者からのメッセージ紹介(30代 女性)
現地の生活を経験できるなんて、他の旅行では中々ないと思います。普段の生活と違う時間を過ごすことで、今の自分の生活をなんとなく俯瞰することができました。どんなことに価値観を置いて生活をしているのか、実は大事な事とそうでもない事が自分の中でもあるなって感じました。考えを見つめ直す機会を貰えました。今後ツアーに参加される方へは、普段できない経験を全力で楽しんで頂きたいなと思います。
次回ツアーはこちら [2020年 夏秋冬ツアー出発日]
出発日:7/22、8/12、9/6、9/16、12月末年末年始年越しツアー(社会人限定*)
*いずれの出発日も社会人の方のご参加は可能です
【海外ボランティアの旅・コラボレーションツアー】
終了ツアー モロッコ サハラ砂漠の学校で子どもたちの教育支援を行う活動10日間(外部サイト)