風のこだわりの一つとして、マラケシュでの宿泊は邸宅を改築して宿泊施設としている「リアド」利用が主流です。マラケシュやフェズの旧市街では多くのリアドが存在し、5つ星ホテルに勝るとも劣らない高級リアドから、オーナーが一人で切り盛りしているようなものまで様々あり、雑誌やテレビでも頻繁に取り上げられるようになっています。
部屋数の制限などで大人数の団体旅行では受け入れが難しく、またハード面でもホテルのような快適さは望めないリアドもあります。しかし、個人の旅行者にとっては異国に暮らすように滞在でき、現地の生活リズムに合わせたリアドで過ごす時間はまさに旅の醍醐味の一つではないでしょうか?
「リアド」とは
ここでしか体験できない滞在
リアドは小さな美術館
ホテルに勝る? 劣る?
リアドにはそれぞれオーナーの想いやコンセプトがつまっていて、同じつくりのものはほとんどありません。重い扉を開き、一歩その中に足を踏み入れれば、メディナの喧騒からは想像もつかないような別世界が広がっています。あるリアドは噴水の流れる音が心地よく響き、涼を感じさせてくれます。またあるリアドは扉を開けると目の前にプールが飛び込んできます。更にまたあるリアドは小鳥がさえずり、木々が生い茂っています。それぞれのリアドはオーナーの趣味・センスが光り思わずため息が出てしまいます。
風のツアーでリアドに泊まる
ロケーションやセンス、サービスにしても様々なため、すべてのリアドが日本人旅行者にお薦めできるとは限りません。ツアーでは出張時に実際泊まったり、現地スタッフが見学したリアドをメインに利用します。)
リアド Q&A
Q1.ベッドメイクはしてくれますか?
A1.もちろんやってくれます。クリーニングなどもOKです(有料)。その他お願いごとがあればリアドに相談して下さい。その際チップは必要です。
Q2.飲み物などは持ち込めますか?
A2.リアドはまるで家のようにくつろげるのが魅力で、多くの場合外からの持込みは可能です。部屋にミニバーはなく、共有の冷蔵庫を自由に使え、中庭やサロンなどでつくろぎながら飲むのもOKです。なお、多くのリアドは酒類を置いていませんので、ご自身で調達して下さい。
Q3.食事は頼めますか?
A3.昼食や夕食は含まれていませんが、現地にて事前依頼すれば別料金で作ってくれます。一般的に値段は市内レストランより高めですが、好みや個人の希望を聞いたりと個別対応が可能です。
Q4.バスタブはありますか?
A4.シャワーのみが基本ですが、バスタブ付きのお部屋もございます。ただ、バスタブにお湯を張る習慣がないため、日本のようにお湯を張ると途中で水になるケースがございますのでご注意ください。
Q5.充電やWi-Fi利用ができますか?
A5.部屋にもコンセントがあるので充電や電気製品の使用は問題ありませんが、変換プラグや変圧器などの器具は置いてない場合が多いです。Wi-Fiの設備もほとんどのリアドに完備していますがお部屋の場所によってつながりにくい場合があります。