“風のモロッコ”がたのしい10の理由 ~お客様からの声と旅の実際~
(憧れのサハラ砂漠にて!)
多くの方が、まずは旅先を決め、次に、ツアーにするか、個人旅行にするか。ツアーならば、どの旅行社にしようか。一度はWEBサイトやパンフレットを見比べる方も少なくないでしょう。
そんな、迷ったときの指南書。「モロッコのツアーって実際の所はどうなの?」と思っていらっしゃる方へ、パンフレットだけでは分からない、ツアーの特徴や雰囲気など、実際に参加されたお客様から聞き取った、10の声をご紹介いたします。
実際に、このツアーに添乗してきました。(2014年年末)
モロッコの人気都市を訪れる
シャウエンから砂漠、そしてマラケシュへ モロッコ周遊11日間
撮影 ● 2014年12月26日(金)~2015年1月4日(日)
文・写真 ● 平山未来(東京本社)
1.やっぱりサハラ砂漠は‘テント泊’が楽しい!
‘憧れのサハラ砂漠で朝陽や夕陽を見たい’、モロッコへ旅する方にとっては大きな目的の一つではないでしょうか。しかし、サハラ砂漠へたどり着くまで、日本からカサブランカまで丸1日、さらにモロッコ国内の移動に2日は要します。憧れの地サハラは、3~4日掛けてようやくたどり着ける‘果て’の場所なのです。
(テントサイトで焚き火を囲むひととき)
そんな、遠路はるばる行ったサハラ砂漠で、ぜひ堪能していただきたいのが、サラサラの砂丘や美しい星、朝陽や夕陽などの大自然の風景。広大なサハラの中でも特に風光明媚な「メルズーガ」には、目の前が砂丘というロッジも多数あります。もちろんコースによってはロッジ泊もお選びいただけますが、美しい星空や目の前に広がる大砂丘での朝焼けを堪能するには『砂漠でテント泊』が一番です。
ぜひテント泊をして、砂漠での夜空を楽しんでみてください。砂漠では、地平線からほぼ180℃がリアル・プラネタリウムになりますよ!砂漠のド真ん中で見る星空は、それはそれは美しく、きっと一生ものの思い出になることでしょう。
(180℃のリアル・プラネタリウム!)
尚、周囲にホテルやロッジは乱立している環境では、蛍光灯の光害があるため、見える星の数が違います。イメージどおりのサハラ砂漠の静寂と夜の星空を楽しみたい方には、テント泊こそが絶好の環境といえるでしょう。
2.プチ体験どころじゃない、‘本気’のラクダキャラバン
‘砂漠でラクダキャラバン’、これも多くの方にとって、ぜひモロッコで体験してみたいことの一つではないでしょうか。メルズーガ(サハラ砂漠)で宿泊または観光される旅行者は、朝陽か夕陽にあわせて30分程度のラクダ乗り体験をされる方がほとんどですが、風の旅行社のテント泊ツアーでは、そのようなプチ体験程度のラクダキャラバンではありません。
(影がくっきりと映し出される夕刻のラクダキャラバン)
ロッジにスーツケースなどの大きな荷物を置いたあと、宿泊するキャンプサイトまで片道約1時間半~2時間!(※注意)大砂丘のド真ん中にあるため、ラクダくんたちの力を借りて、ようやくたどり着ける場所にあります。
(サハラ砂漠で迎える夜明け)
季節にも左右されますが、テントに向かうときは夕陽を眺めながら、ロッジに帰る時は、夜明けと朝陽を拝みながらのキャラバンとなるように極力配慮しています。
(地平線に沈む夕陽)
イメージどおりの‘フォトジェニック’な砂漠の風景に酔いしれるひと時となることでしょう。
(※注意)
2019年3月以降、現地事情により、車でキャンプサイトに到着してから1~2時間ほどラクダで砂丘を散策するプランに変更となります。詳しくはお問合せください。
3.リアドに泊まればこんなにおもしろい
リアドとは、噴水や中庭を取り囲むように部屋が配置されている邸宅を意味するアラビア語。
(シャウエンの旧市街・メディナを一望)
暮らしが近代化するにつれ、車も通れない狭い路地ばかりの旧市街に住むモロッコ人たちに、「暮らすには不便」「もっと便利な場所に住みたい」と、なかば見捨てられた多数の古い邸宅。その古い邸宅を、ヨーロッパの人々が価値を見出し、センスよくリノベーション(改装)を施して、新たに宿として生まれ変わったものを最近では「リアド」と呼ぶようになりました。
(居心地の良いリアドの中庭)
リアドの多くが旧市街(メディナ)の中に建てられているので、いわば旧市街にある、ちいさなプチホテルともいえます。新市街に建てられている大型のホテルでは決して味わえない、旧市街での自由散策、朝夕のローカルな空気感、古い伝統建築様式や美しい内装などを楽しめるのがリアド泊ならではの魅力。
(気軽に外へ散策に行けるのもリアド泊の楽しみ)
設備や快適性という点ではホテルには適わないところも多々ありますが、モロッコならではの個性あふれる滞在を楽しめるのがリアド泊。実際にツアーに参加された方からも、「リアドに宿泊した都市が、ツアー中に訪れた都市の中で、特に印象に残った」とのお声をいただきました。
4.思ったより融通が利く?! 少人数だからできること
風の旅行社では、最大人数16名さまで催行いたします。実際には、2名~5名以下で出発することがほとんど。少人数催行だからこそ、可能な範囲(原則ツアーの行程に支障をきたさないもの)でお客様のご希望を叶えられるように努力いたします。
「質のいいバブーシュが買いたい!」「アルガンオイルやバラ水はどこかで買えますか?」「砂漠のピザが食べることできますか?」「ハンマム体験してみたいんですが・・・」「雪を抱いたアトラス山脈の写真が撮りたい!」などなど。まずは、遠慮なくご希望をお聞かせください。できる限りうまく調整するようにいたします。
(憧れの青い町シャウエンでパシャリ)
もちろん、ピーク時期のグループツアーでも、上記に挙げたようなリクエストであれば問題なく対応可能ですので、遠慮なくドシドシご要望をお聞かせくださいませ!
5.海・川・大地の恵み バリエーション豊かな美味しい食事
風のモロッコでは、いわゆる大手のツアーで使うような団体ツアー用のレストランは使いません。食事の質を落として、旅行代金を下げるようなことはしておりません。せっかく遠路はるばる来ているのですから、美味しいものを食べましょう!
風のモロッコでみなさんをご案内するガイドたちは、住んでいるからこそ知っている、おいしいお店をたくさん知っています。モロッコと聞くと、多くの方にとってタジン鍋のイメージしかないかもしれませんが、実際には、メインはシーフードや魚、そして主食はパン(フランス領だったため)、前菜に出てくるスープや野菜などの種類も豊富で、香辛料を多用していないので日本人にも合う料理がほとんどです。
(ツアー中に食べたもの一例)
今回私たちをガイドしてくれたスタッフは、日本での在住経験もある美食家。彼がチョイスしてくれたお店はどこも美味しく、お客様からも「意外にも、料理が全部美味しくて、良い意味で驚きました」とのお声をいただきました。
6.ホッとひといき。ミントティかノスノスはいかが?
KAZEからのちょっとしたサービスとして、長時間の移動日には、途中のドライブインでの休憩時に、リフレッシュも兼ねてお茶やコーヒーを含むソフトドリンクを1回提供しています。モロッコ内は、車による移動が主で、かなりのロングドライブになることもよくあるために始めたサービスです。
モロッコはかつてフランス領だった名残で、街中や移動中にもカフェがたくさんあります。モロッコ人の多くは、カフェでの~んびり過ごす時間を大切にしています。ローカルなモロッコ人と一緒に、ミルクコーヒー(通称ノスノス)を飲んだり、ミントティを飲んで、ホッと一息。
(ラバトにはこんな絶景カフェも!2013年2月撮影。)
「このちょっとしたサービスがとっても良かったです!」なんてお声もいただきました。こんな、の~んびりとしたモロッコ時間をちょっぴり垣間見えるのもKAZEの旅ならでは、かもしれません。
7.日本語解説の節々にモロッコ愛がたっぷり
KAZEのモロッコツアーでは、モロッコ人の日本語ガイドがご案内しております。お客様はガイドの解説や言葉を通して、その国を知るため、なんといっても、旅はガイドで決まると言っても過言ではありません。
「KAZEのツアー」のガイドは、ただ観光地の案内をするだけ、歴史の話をするだけではありません。単なる「通訳」ではなく、その国の「親善大使」だという自覚と誇りを持って仕事をしています。
(正装してきてくれたガイドのジュラバと帽子がとってもキュート)
昨今は、「ISのことで、モロッコ=イスラム教の国と聞くと、なんだかちょっと怖いイメージ」とのお声をいただきくことも増えましたが、、、。実際に「ガイドさんの話を聞いたらモロッコのイメージがガラッと変わりました!」との嬉しい声も。
百聞は一見にしかず、とはまさにこのこと、かもしれません。
(いつも仲良しで、陽気なガイドたち)
8.素敵なお土産屋さんを知っています
KAZEのツアーでは、キックバックやバックマージンありきのお店・お買い物には一切お連れしていません。そういったお店には、お勧めしたいと思うような商品は置いていないからです。
KAZEのモロッコのガイドたちがお勧めするお店は、とにかく質が良いお店です。思ったより高いところもあるかもしれませんが、モロッコ雑貨は100% HAND MADEのものが多く、金額の分だけ、余計に手が掛かっているということを意味しています。
(この旅で買ったお気に入りのスエードのバブーシュ。旅先でも家でも大活躍◎)
値段は質に比例します。安いお店はいくらでも探せますが、本当に質の良いお店を探すのは簡単に出来ることではありません。ぜひ、住んでいる(&何度も通っている)からこそ知っている、ガイドたちにお勧めのお店を聞いてみてくださいね!
9.ツアーなのにツアーっぽくない?
「KAZEさんのツアーは、ツアーっぽくないですね」、ツアーに参加された方によく言われる言葉です。どこらへんが?と聞かれると文字での説明は難しいのですが、いわゆる一般的なギチギチの団体ツアーよりは自由度が高いところが理由の一つかもしれません。
(プレゼントのターバンでベルベル人武装!)
添乗員として同行する我々スタッフも、みなさんと一緒に面白いもの、楽しいことを探し、旅を盛り上げ、困ったときには頼りになる「旅仲間」でありたいと思っています。
「旅行社のツアーに参加したことは一度も無く、ずっと個人で旅行してましたが、こんなツアーならこれからも参加したい」とおっしゃっていただけることも多々あります。
いままでの「ツアー」のイメージが覆される居心地の良い旅、そんな雰囲気の旅を、ガイドや現地スタッフともども、これからも作って行きたいと思っています。
10.旅仲間がおもしろい!
「これから数日間、どんな方とご一緒するのだろう?」
旅の始まりはちょっとドキドキする瞬間、そんな方も少なくないでしょう。しかし、そんな方にいつもお伝えしているのですが、それは、KAZEツアーに参加される方はとても良い方が多いということ。これは、我々KAZEスタッフがツアーに添乗したときに一番実感していることなのです。
また、全体的に年齢も若めなのが特徴の一つ。実際、添乗したツアーでは、最年少の方が20代後半、最高齢が60代前半の方でした。年齢層が固まらずこのようにバラバラだと、話題に広がりがあって、楽しいですね。
(世界遺産のアイトベンハッドゥにて)
そして、多くの参加者の方から、最後の感想で、「ツアー参加者のみなさん、どの方も個性的で面白く、旅の間も興味深いお話をたくさん聞かせてもらって楽しかった」とお声をいただきます。
「旅は、どこにいくかよりも、誰と行くかで決まる」 とはよく言いますが、ツアーの場合、これに関しては、参加してみないとどうなるかわかりません。
でも、きっと、KAZEのツアーに参加される方は、旅を楽しくさせてくれる方ばかりだと思いますよ!
海外の旅先は何度も行くものではないからこそ、お客様の実際の声を聞いて書いたこのツアーレポートがツアー選びの参考になれば幸いです。
※ご注意
上記の記事は2015年1月の内容です。現地事情によりコース内容に変更がございますので、詳しくはお問合せください。