「タンジーヤ」とは、テラコッタの壺に肉やスパイスなどを詰め、ハンマム(公衆浴場)の火の近くで煮て調理する料理です。火加減などの調理に手間がかからないため、工芸品職人の多いマラケシュの郷土料理でもあるのです。このタンジーヤは、ジャマ・エル・フナ広場近くの専門店で食べることもできるのですが、メディナ(旧市街)の民家で、タンジーヤ作りを体験することができます。
早速メディナの中の民家にお邪魔してタンジーヤ作りを体験しましょう!
民家に到着すると、ミントティが振舞われます
使うスパイスを用意
【今回の材料】
・羊肉
・クミンパウダー
・ジンジャーパウダー
・にんにく
・サフラン
・塩レモン
・オリーブオイル
お肉は羊
壺に詰めます
詰め終わったら、上に紙を巻いてセット完了です。壺を持ってメディナの中にあるハンマム(公衆浴場)の横にある釜に預けます。預けている間にモロッコのパン「ホブス」などを買いだしに行きましょう。
釜に預けます
番号札を受け取ります
その間に買出しへ
買出しが終わったら、壺を受け取って家に戻ります。壺からぐつぐつと煮える音が聞こえます。
うまく出来ているかな?
さあ、家に帰ろう!
ぐつぐつ音が聞こえます
いよいよオープン
お皿にあけて,パンをちぎって肉汁をすくいつつ頂きます。ほろほろと崩れるスパイスのしみこんだお肉は絶品です!
出来上がるまで少し時間はかかりますが、スーク(市場)を散策したり、一緒に食べるホブスやサラダの材料を買ったりと、メディナに住んでいるような時間を過ごすことができます。ぜひ、マラケシュ滞在でチャレンジしてみては
いかがでしょうか?