ツアー名 ● リアドに泊まってシャウエンをじっくり楽しむ カメラ×おさんぽモロッコ9日間
2018年11月23日(金・祝)~12月1日(土)
文・写真 ● 中坪聴子(大阪支店)
モロッコ×写真をテーマに、旅先でのんびり撮り歩くこちらのコース。6名のお客様と一緒に小さな街とメディナを巡って参りました。
列車に揺られてアシラへ。
メディナの中のギャラリー アシラにて
3日目首都ラバトから列車でアシラまで移動します。日曜日だっためにラバト市内の渋滞にも巻き込まれず、駅に到着。8:37発の列車でアシラまで3時間のプチ列車旅行です。1等車両は6人乗りのコンパートメントで今回の人数にぴったりです。これからの旅の話や車窓の景色を眺めながらのんびり移動します。
到着したアシラの街は、海に面した小さな街。壁にはたくさんの絵が描かれているので、絵を眺めながらの散策が楽しめます。
青の世界に心ゆくまで浸る
シャウエンの青の世界
シャウエン2泊目の午前中、旧市街散策にでかけます。のんびり歩いていると各家庭によってペンキの青色が違うのがわかります。色の決まりがないために、少しづつ違う青色が重なり、それが重なり溶け合ってこの街の色となっています。ペンキも手が届く範囲でしか塗らないので白い部分が残り、残った白と青のグラデーションが幻想的なシャウエンを作り出しています。
午後のフリータイムには、散策をしたりハンマムにいったり、リアドでのんびり過ごしたりと思い思いのシャウエンを過ごしていただきました。
海辺の町ワリディア、陶器の町サフィ、大西洋の港町エッサウィラ
ワリディアの海は穏やかでした
シャウエンから南下し、ワリディアに到着。目の前が海の「ピッポキャンプホテル」で宿泊します。お部屋では寄せてはひく波の音が聞こえ、長距離ドライブの疲れが「すぅ」とほぐれていきました。
翌日は陶器の産地の1つであるサフィへ。フェズの陶器とは違い「ぽてっ」とした厚みのある陶器は、手のひらで包むと「ほっ」とした安心感を感じることができました。夕方には港町エッサウィラへ移動します。大西洋に沈む夕日を眺めながら、日出る国から日沈む国へやってきた思いを馳せました。
アルガンの村近くで美味しいタジンを!
白身魚とトマトと旬のオリーブのタジン
エッサウィラ近郊など、モロッコの限られた場所では生えないアルガンの木は、毎年7~8月にはたくさんの実をつけます。この実から外側に果肉を外し、さらに中の固い実を割り、種子の部分を取り出してオイルにしたものを、モロッコでは料理やコスメチックに利用してきました。この地域での家庭料理では、アルガンの実を食べて育ったヤギのタジンが絶品です。その美味しさったら!!! 本当に美味しいものを食べるとき、人は無言になります。
最後はマラケシュで
遠くにアトラス山脈を望む
赤壁の町マラケシュではリアドに泊まりました。
昨今、様々なコンセプトのリアドがありますが、噴水や木々のある中庭を取り囲むように部屋が配置されている伝統的な邸宅を改装したリアドです。7部屋しかなく、豪華ではないですが、モロッコ文化の息遣いが感じられる小さなリアドは泊まってみる価値があります。
たくさんあるモロッコの魅力を、1つ1つ丁寧に感じられるこちらの「カメラ×おさんぽモロッコ」コース。初めての方も2度目の方も、モロッコの魅力に浸れます!