今年もあと4ヶ月ですねー。ここ最近年末年始の旅行計画のお問合せや予約が多くなってきました。冬で思い出すのが入社まもない頃に添乗で訪れた真冬のチベット。乾季で晴天率も高く、空の色も青が深いような気がしますし、巡礼者も多くいわゆる「チベットらしさ」を感じられる時期でもあります。そして個人的に印象に残っているのは、夜の突然の停電。ヘッドライトを用意していたとはいえ暖房も切れますし、ひとまずフロントへ向かいました。が、そこは慣れているホテルスタッフ達。手際よく倉庫から蝋燭や毛布を持ち出し、それぞれのお部屋に運んでいきます。私も一緒にお客様のお部屋を周りましたが、幸い皆さんも「仕方ないですねぇ」という感じで受け止めて下さり、寒い部屋で過ごしたにも関わらず大きく体調を崩す方も出ないで乗り切ることができました。チベット人ホテルスタッフ達の落ち着いた笑顔の対応が心地良く、私に“1人焦ったところでどうしようもないこと”、“「郷に入れば…」”ということを身をもって教えてくれたような夜でした。
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五体投地で祈る・ラサの歩き方6日間