イランたてものめぐり1 アミール・チャグマーグのタキイェ

夕日に映えるアミール・チャグマーグのタキイェ 夕日に映えるアミール・チャグマーグのタキイェ

ヤズドにある寺院とバザールをミックスした建物。ミナレットの下がバザールの入口。15世紀の建築だそうです。前は広場になっていて、アイスクリーム屋さんなんかが出ていました。その前には噴水があるのですが、水が赤いのです。理由を聞いたらちょうどシーア派最大の祭りアシューラーの祭りの直後で、預言者ムハンマドの孫フセインの死を悼み、この水を血の色に染めていたのでした。湧き上がる噴水も赤く、言葉に詰まりました。建物の奥に見える建築中らしい木造物はナフルと言ってその祭りの時には黒い布をかぶせられフセインの棺として神輿のように広場に集まった男たちに担がれぐるぐると回ってはその死を追悼するのだそうです。この静かな広場が祭の日にはすさまじい光景となるようです。

アミール・チャグマーグのタキイェ前の噴水 アミール・チャグマーグのタキイェ前の噴水