いつかお目にかかりたい 五絃琵琶

来年開催の「よみがえる正倉院宝物 再現模造にみる天平の技」の案内チラシと、正倉院展で購入した五絃琵琶の一筆箋


前回の正倉院展を訪れた話の続きです。
私が見てみたい宝物の一つが、「螺鈿紫檀五絃琵琶」です。東京で24日まで開催中の、「御即位記念特別展「正倉院の世界ー皇室がまもり伝えた美ー」(外部リンク)では会期前期に展示されていた一品です。インドから伝えられたとされますが、現存するのは世界でも一つだけ、とのこと。
こちらも中国の新疆クチャのキジル千仏洞には、五絃琵琶を奏でる様子(38窟 天空伎楽図)が描かれていて、日本とシルクロードの繋がりを強く感じます。
ダメもとで、奈良博の係員の方に「奈良では見れないですし、次お披露目はいつかも分からないですよね?」と尋ねたところ、「そうですね。こればかりはお伝え出来ないです、沢山の方から同様の質問頂いていますが…」と予想通りの回答でしたが、「ただ来年、15年かけて復元されたものが、奈良でご覧頂けますよ」と情報をもらいました。
本物をみたい気持ちは強くありますが、それは長年の夢として今後も温め、15年かけて作られた復元品も、見てみたい気持ちになりました。
●来年4月18日から開催「よみがえる正倉院宝物 再現模造にみる天平の技」(外部リンク)
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