

第202回 ポポ ~山びこ学校~
「ちょっと、小川君。たいへん、これ水疱瘡じゃないの」。 戸出西部保育園の大村先生が大騒ぎしたときのことを、当時4歳だったにも関わらずはっきりと覚えている。しばらくして、おじいちゃんが保育園の前の田んぼを横切りながら僕を迎 […]
「ちょっと、小川君。たいへん、これ水疱瘡じゃないの」。 戸出西部保育園の大村先生が大騒ぎしたときのことを、当時4歳だったにも関わらずはっきりと覚えている。しばらくして、おじいちゃんが保育園の前の田んぼを横切りながら僕を迎 […]
完成した池と建設中の店舗 野倉(のぐら)の自治会長(以下、会長)が「気になる。いつもこの辺りの土が湿っているなあ」と深刻な表情で呟いた。たしかに、店舗予定地の一区画はいつもジメジメとしている。単純に乾きが悪い場所だと軽く […]
何度も土突く筆者 標高が高くて木があまり生えていないからなのか、チベットは石(チベット語でド)の文化が盛んである。たとえばオム・マニ・ペメ・フムの真言は石に刻まれ巡礼道に献納される。チベット語で「石に絵を掘るように」とい […]
報告者:池内明穂(大阪支店) モモ(餃子)やその他チベットの味を楽しみました 6月第一週目の土曜日お昼、大阪で唯一のチベット料理レストランSNOW LION スノーライオン(外部リンク)さんにて夏~秋のチベット&ブータン […]
チベットの薫香サン 信州の山深き里、野倉(のぐら)。ここに店舗を建てるために30本近い杉の木を伐採したのは晩秋の11月3日のこと。丸木を柱にするために製材所に運び込むと、副産物のごとく大量の杉枝がピラミッドのように残され […]
竹藪伐採 店舗建設中の敷地内の竹やぶをノコギリで伐採した。発生した500本近い竹は、知人が所有する機械を用いて竹チップにし、土壌改良剤として畑に撒くことにしたので一件落着。しかし、厄介なのは竹の葉っぱである。安易に燃やす […]
チベットは、冬もいいけど、夏だっていいんです! 青い空に映える8月のポタラ宮 最近、「チベットは冬がすばらしい」、「チベットらしい季節だ」と冬の魅力があまりにも強調されすぎて、「やっぱりチベットに行くなら冬だよね」と頭に […]
薬剤師とチベット医、チベット医と薬剤師。どちらの肩書きを先に記すかは、いつも悩まされる。本エッセーの読者からすると、当然、チベット医を重要視されるだろうが、意外と僕は薬剤師にも同じほどに誇りをもっている。なにしろ、チベッ […]
文・写真●川上 哲朗(東京本社) ラサから見て南の方角、広くブータン国境までのエリアをチベット語でロカ、中国語では山南地区と呼ばれています。この記事では山南地区の首府である「ツェタン」をベースとし、サムイエ寺・ヘポリの丘 […]
スーパーサイエンス スポーツや音楽と同じように、薬草をとおして国際理解を深めたい。そんな目的を掲げ、スーパーサイエンスハイスクール(注1)において薬学の授業を4日間受けもった。舞台は奈良女子大学付属高校。学生は日本、台湾 […]
1959年以前のラサ・メンツィカン メンツィカン(チベット医学暦法大学)が今年で100周年(ロコル・ギャ)を迎える。ラサとインドの両方では100周年記念の行事が盛大に開催され、アムチの端くれである僕のもとにも招待状が届い […]
巨大なタンカと殺到する人々(2012年) 「チベット最大規模」とも言われるラサのショトゥン祭は毎年8月から9月にかけて、ラサの三大僧院のひとつデプン寺とセラ寺、そして「ダライ・ラマの夏の離宮」ノルブリンカを中心に行われま […]