

第194回 トゥジェチェ ~締め切り~
2015年1月8日の15時の時報とともに、早稲田大学内の修士論文受付の厚い扉は、冷酷なまでに閉じられる。そこには一切の例外も情状酌量の余地も存在しない。ほんのわずか数分、到着が間に合わず受付部屋の前で泣き崩れ、または、呆 […]
2015年1月8日の15時の時報とともに、早稲田大学内の修士論文受付の厚い扉は、冷酷なまでに閉じられる。そこには一切の例外も情状酌量の余地も存在しない。ほんのわずか数分、到着が間に合わず受付部屋の前で泣き崩れ、または、呆 […]
建設予定地と木材 信州、上田の森の奥深く、30件にも満たない小さな集落に土地を購入した。ここに小さな「くすりとハーブ店」を建設する予定だ。市街地に引っ越し、もう管理ができないので土地を手放したいというAさんと、森のなかに […]
青空に映えるラサのポタラ宮 既にGWツアーの予約も続々と入ってきていますが、今回の新企画では短期コースも多数設定しています。今までは、「折角行くのだから出来るだけゆったりじっくり楽しんで欲しい(私自身も楽しみたい)」とい […]
バルコルからのポタラ宮 気温は15度を越えて暑いくらい! コース名:ラサでミニ巡礼と年越し6日間 2015年12月29日~2016年1月3日 文●中村 昌文 汗ばむほど「暑い」ラサの冬 普通、「冬のチベット」というと「 […]
薬草採取中 大リーグでイチローが大活躍した2004年。このとき8歳だった日本の少年たちの多くがイチローと同じように右投げ左打ちに憧れた。昨今、甲子園の高校野球で右投げ左打ちの選手が突然、多くなったのはイチローの影響ではな […]
アッカラ村 新年そうそう申し訳ないが、今回はトイレにまつわる話をしたい。 ●富山のポットン便所 4歳のとき泣き叫びながらはじめて一人でトイレにまたがった。便器の前にペンシル・チョコレートの御褒美が3本置かれていたのを不思 […]
ハトムギワークショップ 一年前、2015年1月8日に修士論文を提出し、晴れて早稲田大学の文学学術院を卒業し文学修士号を取得した。薬学学士+文学修士の組み合わせは、日本人+チベット医の組み合わせと同じほどに、マニアックな価 […]
アマチャ 一昨年、「森のくすり塾」を開塾するにあたって、看板を木彫りで製作しようと思いたち、押し入れの奥に眠っていた彫刻刀セットを取り出した。手に取るのは久しぶりだ。結び目を解き鹿皮のケースを広げると、18年前に購入した […]
文●中村昌文(東京本社) チベットへ行かれるお客様に鉄板の人気を誇る青蔵鉄道。標高5,000mを越えるチベット高原をひた走り、聖なる都ラサを目指す、ロマンと絶景を楽しめる高原列車です。 しかし、青蔵鉄道で青海省の西寧から […]
アムドの草原 2015年8月15日から23日まで、チベットのアムド地方へ伝統医学スタディツアーに出かけました。前回に続いてのツアー報告です。 「遊牧民の人たちに伝わる健康法はありますか」と日本語ガイドのノコさんに尋ねると […]
バーラチャルで遊ぶノコさん 2015年8月15日から23日まで、チベットのアムド地方へ伝統医学スタディツアーに出かけた。ツアー初日、アムドの草原で、さっそくここは講師の出番とばかりに、ルクルを手に取った。これはゴマノハグ […]
ヒイラギナンテン 「災害時に問題となるのは、空腹と出血と下痢と熱と感染症、そして痛みです。これらに対応できるように都内にもっと薬草を植えましょう。」と、帰国後の講演会でいつも語っていた。当初は、ここで聴衆から笑い声が起こ […]