

第176回 ソワ・リクパ ~医学の分類~
治療風景 メンツィカン診察室に25歳くらいのチベット人青年が訪れた。彼は朝から何度も診察室を覗きこんでいて気になっていたのだが、ちょうど指導医のデキ先生がいつものように(第43話)席を外すタイミングを狙っていたようだ。研 […]
治療風景 メンツィカン診察室に25歳くらいのチベット人青年が訪れた。彼は朝から何度も診察室を覗きこんでいて気になっていたのだが、ちょうど指導医のデキ先生がいつものように(第43話)席を外すタイミングを狙っていたようだ。研 […]
息絶え絶えに暗誦中の筆者 ゆとりの心が大切。そんなあたりまえの教訓が身に沁みたのは、他でもない、風のツアーガイドの仕事が切っ掛けだった。 風の旅行社と正式なお付き合いがはじまったのは2004年からだが、2001年の4月末 […]
妻が発見したキハダの木 信州、筑北村の山間地を車で走っていると助手席の妻が突然、「あれはキハダじゃない?」と叫んだ。確かに左側の寺院の境内にはキハダらしき大木が見え隠れしている。僕は車を止めると確認するために岩殿寺(がん […]
ある日、早稲田大学のゼミ室で大学院生が「わたしも小川さんを見習って、本を持ち歩くときはビニールケースに入れるようにしたんです」と話しかけてきた。そして、本が入ったビニールケースを鞄から取り出して見せてくれた。一瞬、僕のな […]
ラダックの風景 ラダック伝統医学ツアー(注)の初日、軽い高山病と喉の痛みに悩む僕はタルプの説明を参加者に簡単に済ませると、猛然とタルプを口に頬張った。タルプは四部医典に「肺の病を治す」とあるから喉にも効果がありそうだ。薬 […]
新しい西寧駅 西寧駅では2011年から新築工事が行われており、その間は臨時で西へ12kmの西寧西駅を利用していましたが、ついに12月26日に新しい西寧駅が開業しました。 青蔵鉄道もこれからは新しい西寧駅から出発します。 […]
歴代のゲンダたち [左上:ゴンポ(1年時) 右上:ニマ(2年時) 左下:ペンパ(3年時) 右下:ジグメ(4年時)] ゲンダ、つまり生徒会長が決まらないとメンツィカンの一年ははじまらない。したがって、3月15日にメンツィカ […]
我が家の薪ストーブ 「むかし、むかし、おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に…」の柴が、薪にする小枝のことだと、みなさん知っていただろうか。僕は恥ずかしながらずっと「なんで芝生を刈るんだろう」と思っていた。
寮の廊下を歩く筆者 東京、豊島区にトキワ荘というアパートがあり、1954年から60年にかけて藤子不二雄、赤塚不二夫、石森章太郎、寺田ヒロオなど売り出し中の漫画家たちが数多く住んでいた。同じ夢を抱いたもの同士が、みんなで漫 […]
12月のラサ 地元の人もしっかり防寒対策してます 冬のチベット、ものすごい寒さを想像される方、多いのではないでしょうか。 でも実は、ラサの昼間の気温は、同じ時期の東京や大阪とほとんど同じなのです。 冬は晴天率が高く、日差 […]
機窓から見えたポタラ宮(真ん中より少し左)とジョカン寺(右下のうっすらオレンジ色のところ) 成都~ラサ間の飛行機が着陸する直前、または離陸した直後に窓からラサの街が見えることがあります。 これまでは、ヤルンツァンポ川沿い […]
雪豹がでたダラムサラの道 日が沈んだ夜の7時ころ、メンツィカン寮に戻るとルームメイトのダツェが「いま、雪豹(チベット語でスィク)が周辺に出没しているらしい。夜に出歩くのは控えたほうがいいぞ」と心配そうに教えてくれた。雪豹 […]