第152回●カルトゥク ~まっすぐに向きあう~
講話中に法王を真っ直ぐ見つめる聴衆(写真提供:中原一博) 「チベット人を励ますために、日本人でコンサートをやろうよ!」。2008年4月、チベット動乱で揺れるダラムサラで(第33話)、日本人のAさんが声を上げた。 30代女 […]
講話中に法王を真っ直ぐ見つめる聴衆(写真提供:中原一博) 「チベット人を励ますために、日本人でコンサートをやろうよ!」。2008年4月、チベット動乱で揺れるダラムサラで(第33話)、日本人のAさんが声を上げた。 30代女 […]
活気溢れる築地市場 都会の台所、通勤電車で漁師町へ -東京湾随一の魚河岸・築地市場を知る- 世界中の高品質な魚介が一堂に集まる東京都中央卸売市場築地市場。東京湾に面した国内最大の消費地市場の仕組みを、内部で働く方々に教わ […]
ペリンを読経するツェチュの様子 先日、ダラムサラで仏教論書の『入菩薩行論』を求めたところ、店主から「いま本型は売り切れて、ペリンしかないけどいいかい」と言われ、思いもかけずペリンを購入することになった。ペリンとは、ペチャ […]
マタタビ 6月、レンタカーで軽井沢近くの碓氷峠を通過するとき、妻が沿道に群生する植物に興味を示した。 「ねえ、ねえ、あの葉っぱ、なんか変だよ。数枚だけ白くペンキに塗られたみたいに変色している」 高速道路を運転中ではあるが […]
スタクモ村 8月に催行されたラダック伝統医学ツアーの初日、レ―郊外のスタクモ村を訪れた。幹線道路から5kmほど走り、時代の流れが止まったままのような村に着くと、僕たちツアー一行はのんびりと散策することにした。畑仕事をして […]
問答をする僧侶 ツェンニーの中庭にて 平日の午後2時から4時ころにかけて、ダラムサラのメインテンプルの広場では、ツェンニーの僧侶たちが賑やかに問答を繰りひろげ、彼らを外国人観光客が物珍しそうに見物している。ツェンニー(仏 […]
右遶する巡礼者 左端は筆者 「牛に引かれて善光寺参り(注1)」のごとく、2011年12月、妻の希望でインドの仏跡巡りに出かけることになった。僕は信仰心がないわけではなかったのだが(第125話)、「眼に見える形が大事なので […]
雪解けの水の雫が尾根を下り日本海へ注ぐ。生と死の循環が繰り返される地「出羽三山」 風に耳を澄ませば 仰ぎ見れば澄み切った青空。彼方には灰青の陰影をなす山々が連なり、眼下にはなだらかな尾根が重層する。チシマザサに覆われた斜 […]
下は本物の石 と聞いて、グランドファンクレイルロードや、ドゥービーブラザーズなどを思い浮かべた方、そっちのほうではなく岩石のほうの話ですから、ご注意ください。
ラサ・ジョカン寺の前での五体投地の風景 メンツィカンを卒業し、久しぶりにダラムサラを訪れたときのこと。チベット仏教を学ぶ日本人のS君が「これからお寺で五体投地をしますけれど、小川さんも一緒にどうですか」と誘ってくれた。恥 […]
ビクトルの診察風景 ダウンタウン松本人志のコントに「12か国語を話す男」がある。12か国、それぞれの母国語で次々と話しかけてくる彼らに、アドリブで返答(もちろん適当に)していくというもの。2009年、メンツィカンで研修し […]
桜の咲く小諸の街 昨年、小諸に住んでいたとき、東京からライターさんが取材に訪れ、小諸の魅力はなんですかと問うた。おそらく「自然が豊かで、夏が涼しくて、人が優しくて、温泉があって」というキャッチーな答えを期待していたのだろ […]