

第36回●「マニ・リルプ」究極のチベット料理
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 もしも日本を代表する美食家、海原雄三がメンツィカンを訪れたとしたら‥‥。 「タシデレ!ようこそ、いらっしゃいました」ミスメンツィカンのソナムちゃんが満面の […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 もしも日本を代表する美食家、海原雄三がメンツィカンを訪れたとしたら‥‥。 「タシデレ!ようこそ、いらっしゃいました」ミスメンツィカンのソナムちゃんが満面の […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 後日、B氏に確認したところそれは1995年に放映されたという。アジアのどこかの山奥で日本人がタンカ(チベット仏画)を描き続けているというドキュメンタリーを […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 愛する恋人が不治の病に冒され余命いくばくもない。 「先生、お願いします。何か手立てはないですか?」泣いてすがる男性に医者は困ったように言いました。 「一つ […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 毎朝9時ちょうど、メンツィカンの屋上で全生徒が整列したのを確認すると生徒会長が元気よく号令をかける。 「ブーギ・ゲルカプ・チェンボ・ゲルー・チク・ニ!(大 […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 1999年、初めてダラムサラに到着して間もなく、道端に真っ黄色の樹皮が剥きだしになっているのを見つけて「ここにも黄檗(オウバク)が生えているのか」と懐かし […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 ヒマラヤ薬草実習中盤、野イチゴの蔓(ティタサンジン)の採取を命じられた。実でも葉でもなく蔓を薬に用いるとは何とも不思議な医学だと、いぶかしがるものの、これ […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 2008年2月11日、チベットの正月休みが明けた最初の月曜日、いよいよ僕の病院実習が始まった。一応、肩書きはアムチ(チベット医)となり、職員の方々から向け […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 「♪おおーきな、ノッポの古時計、おじいさんの時計・・・」 ダラムサラ、正確には尾根沿いに拡がるチベット人の街マクロードに今なお百年間の時を刻み続けている古 […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 初めてラサを訪れた2004年の夏、空港から街に到着すると僕は真っ先に「紅景天ドリンク」を購入して高山病に備えた。当時の値段で10アンプル28元、これが安い […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 チベット医学を学び始めてからというもの、ふるさと富山の売薬への興味が湧きあがってきた。草根木皮を使用して薬を作ることはもちろんのこと、日本各地を歩き回る強 […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 大学の構内の柳(チャンマ)の木の下から級友たちが「おい、オガワ、チャイ飲んでいけよ」と手招きしている。つい10日前の暗誦試験を終えるまでの5年間は、恒例の […]
小川 康の『ヒマラヤの宝探し 〜チベットの高山植物と薬草たち〜』 薬草実習において男子生徒が山々を駆け巡ってツェルゴンなど華々しい薬草を採取するのに対し、女生徒は来る日も来る日もアワ(ユリ科)という岩場に生える髭のような […]