

第272話 キドゥク ~同郷会~ チベット医・アムチ小川の「ヒマラヤの宝探し」
高岡から望む立山 チベット社会で「キドゥク」が開催されると、その日は深夜までドンチャン騒ぎが行われる。近隣のゲストハウスに滞在している外国人はクレームをつけるが、チベット人たちにとってはお互い様で馴れたもの。キ(幸せ)ド […]
高岡から望む立山 チベット社会で「キドゥク」が開催されると、その日は深夜までドンチャン騒ぎが行われる。近隣のゲストハウスに滞在している外国人はクレームをつけるが、チベット人たちにとってはお互い様で馴れたもの。キ(幸せ)ド […]
●講座名:東京湾岸あるき 陸から海から今むかし「二つの市場をゆく~豊洲と築地~」 ●開講日:2019年11月30日(土) 11月の最後の週末、東京湾岸埋め立て地一帯の天気は快晴。絶好の講座日和です。 波乱の市場移転から1 […]
●講座名:東京湾岸あるき 陸から海から今むかし「二つの市場をゆく~豊洲と築地~」 ●開講日:2019年11月30日(土) 築地をあるく 築地場外は今も活気に溢れていた 午前中の「豊洲」歩きに続き、午後は、2018年10月 […]
脈診の絵解き図 メンツィカン病院にチベットから亡命したばかりの遊牧民が訪れた(2008年)。脈診をすると、あり得ないほどに脈が堅いことから「ときどき頭痛がしませんか」と問診した。すると「そのとおりです」と男性は驚いていた […]
マニ・リルプの原材料 観音様の御加持が込められるマニ・リルプの製薬をしているときのこと。材料のなかにチェスの型をした木がたくさんあることに気がついた。これはチェスの駒を繰り抜いたあとの白檀だという。チベット医学の聖典であ […]
●講座名:秋の昆虫観察会 in 秦野 ●開講日:2019年10月20日(日) “大人の昆虫観察会”として人気の講座が、この秋も開講されました。 会場である秦野は、丹沢山塊のお膝元。小田急線の駅からすぐに自然豊かな里山にア […]
ダチュ先生による尿診 特に年配者は朝一番の尿(チンパ)を新聞紙で包んだペットボトルに入れて、午前の早い時間にメンツィカンに来院する。アムチ(医師)はまず問診をし、次にペットボトルのまま色と浮遊物を観察する。ときにボトルを […]
資格ってなんだろう? 近代国家的な中央集権力を有しないチベット社会で10年暮らしているうちに、そんな疑問が浮かんできた。たとえばチベット亡命社会では恋人と夫婦の境界は曖昧で夫婦制度は厳しく管理されていない。日本では当たり […]
「ヒマラヤの宝探し」のタイトルに相応しく「お宝、大発見!」の報告をしたい。 時は2017年10月、場所は埼玉県東秩父村。火傷の妙薬である紫雲膏のワークショップを開催したときのこと。紫雲膏の原材料は、 1.紫根 2.当帰 […]
「阿修羅の血(ニンニク)は至高の滋養薬であり、/皮を剥いて一晩お酒に浸けておく。/濾した液を適当回数、内服しなさい。/後に牛乳、ギー(精製バター)、乾燥地帯の/肉汁を症状にあわせて温めて投与すると/ルン体質の人間の寿命を […]
自宅から車で約1時間半。ちょっと遠いけれど縁あって3年前から飯山高校に特別講師として何度かお呼びがかかり、また、高校生たちが課外授業として森のくすり塾を訪れてくれている。同じ長野県のなかでも飯山高校生たちはとても大人しい […]
毎週水曜日のメンツィカン学食はションデと決まっていた。ショ(ヨーグルト)デ(米)、つまりヨーグルト御飯である。白+白の組み合わせでチベットではたいへん縁起のいい料理とされ、特に満月の日は肉を断ってションデを食べる習慣があ […]