第1弾に続き、今回ご紹介するのは新疆ウイグル自治区メインの第2弾コース。“大走破”の名に相応しく、移動、移動、そして移動とシルクロードを駆け巡ります。
主要な観光地は押さえつつ、遺跡や大自然、民族の多様さを感じていただける内容です!
注)シルクロード大走破2020日程用の記事です
■トルファン
天山南路と北路の分岐点として古くから交通の要衝として栄えた都市。漢民族が支配した「高昌国」やトルコ系ウイグル人が支配した「西ウイグル王国」など、異文化が共存していました。シルクロードの観光地として重要な町であり、『西遊記』にも登場する火焔山や、高昌古城や交河古城といった仏教国の城址も残っています。世界でも有数の低地で(最低地は市内南部のアイディン湖で海抜マイナス154度)、火州とも呼ばれるくらい夏は暑いですが、天山山脈からの雪解け水を町にひき、葡萄など農産物も豊富です。
■クチャ
天山南路最大の仏教王国亀茲(きじ)国が栄えました。市内は住民の祈りの場として、クチャ大寺(イスラム寺院)などがありイスラム文化が色濃く、バザールも賑やか。郊外には、新疆最大の石窟寺院キジル千仏洞や、玄奘三蔵の『大唐西域器』にも記された仏教寺院遺跡のスバシ故城など、見応えのある仏教遺跡が残ります。
大自然が織り成す迫力満点の天山神秘大渓谷も一見の価値があります。
■タクラマカン砂漠
世界第二の規模面積を誇る沙漠。「一度入ったら生きては出られない」という意味を持つタクラマカン沙漠の名前は、かつて旅人や商人、探検家達が生死を彷徨ったことから由来しています。今では幹線道路が南北を貫き、終日での縦断も可能ですが、折角の機会、古の人々に想いを馳せて沙漠での一夜を楽しみます。(オーダーメイドの手配の場合、終日縦断してのホテル泊も勿論可能です)
■ホータン
玄奘三蔵がインドからの帰路で通った道が西域南道であり、ホータンはその中でも発展し続ける町。現在は現地の住民の大部分がイスラム教徒としての生活を送っていますが。その昔は仏教の教えのもと、一大仏教国が存在していました。当時の面影は、沙漠にひっそりと点在する遺跡で垣間見ることができます。
また伝統布アトラスや、絨毯作りも産業のひとつ。また中国の中でもホータン産の玉も有名です。お土産にいかがでしょうか?
■カシュガル
“不達喀什不達新疆(カシュガルに行かなければ新疆に来たとは言えない)”新疆の人が自慢げに言うほど、古よりシルクロードの重要な町として栄えてきました。周辺国家への玄関口でもあり、民族・文化の交差点として様々な民族の営みが感じられる町です。新疆最大のイスラム寺院エイティガールや、手工芸の技が光る職人街、活気溢れるバザール、家畜市など、見所も満載です。
■カラクリ湖
パキスタンとの国境近く、海抜約3,600mの湖。パミール高原に連なり、雪山の父と称されるムスターグ・アタ峰(7,546m)やコングール峰(7,719m)の堂々とした姿が迫ります。雪解け水で満たされた湖は透明度も高く、天候や時間帯などによっても濃淡が変化すると言われています。
第二弾、興味を持っていただけましたでしょうか?
気になった方、是非お気軽にご相談ください。
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