文●荻原文彦(東京本社)
最近、若者から大いに刺激をもらう機会がありました。
1つは、『地球の歩き方 海外ボランティア』で風の旅行社が担当したペルーのツアー添乗。
ペルーのインカの街・クスコで日本語ガイドを目指す学生達のグループと日本の学生7名が交流し、日本語の授業を開いたり、一緒にマチュピチュ観光へ出かけたり、聖なる谷・ウルバンバの小学校を訪問し紙芝居を披露したり…。そんな10日間を一緒に過ごしました。日本の学生との交流に目をキラキラさせていたクスコの学生達、そして、見るもの聞くもの出会うもの全てに感動し元気いっぱい&感受性豊かな日本の学生の姿を目の当たりにし、「旅での出会いや発見」の力を再認識することができました。
もう1つは、日韓チャリティーライブイベントを開催する「A piece of peace」実行委員会の代表で、ロックバンド「ZIN-SIL」ボーカルでもある大学生との出会い。
彼は、韓国人親友の徴兵や、祖母から語られた肉親の戦争体験談などから、「若い世代が、平和を考えるきっかけになるように」と手作りのチャリティーライブイベントを続けています。第4回目となる今年のチャリティーライブの収益金は、ネパールの教育支援にあてることとなり、在日ネパール大使館の協力のもと、11月3日(土)18:00に原宿アストロホールで開催されます。大使との打ち合わせに同行させていただき、ネパールでのイベント実現に向け夢と想いを語る姿に大いに刺激を受けました。
昨年ダライ・ラマ14世が来日した際、日本の若者に向け「海外を見てきて欲しい。そうすれば日本のよいところも悪いところも見えるようになる。」というようなことをおっしゃったことを思い出しました。
「最近の若者は…」ということをよく耳にしますが、いや「後生畏るべし」です。