高僧の説法に集まる僧侶と人々
熱き信仰の地 カム
東チベット地域はチベット語で「カム」と呼ばれ、その地に暮らす人々は信仰深いことで有名な「カムパ」たち。険峻な山々と豊かな森林、草原が織りなす美しい高原風景の中、チベットらしさを失わない彼らの熱き息吹に触れることができるでしょう。
カムの人々(カムパ)
チベットの中でも特に気性が激しく、良く言えば人情深く、悪く言えば喧嘩っ早いことで知られています。それは信仰面でも発揮され、信仰熱心なカムパは、僧院や高僧への寄進を惜しまないため、カムの各地には大僧院が建ち大勢の僧侶が修行に励み、それがますます彼らの仏教への帰依を深くさせていくのです。
チベットの中でも特に気性が激しく、良く言えば人情深く、悪く言えば喧嘩っ早いことで知られています。それは信仰面でも発揮され、信仰熱心なカムパは、僧院や高僧への寄進を惜しまないため、カムの各地には大僧院が建ち大勢の僧侶が修行に励み、それがますます彼らの仏教への帰依を深くさせていくのです。
「カムの入り口」康定の街は温泉街のような趣き
中国からチベットへ 康定~カンゼ
「カムの入り口」康定を抜け、折多山峠を越えると、景色が一変し、ラガン(塔公)付近の草原地帯へ。グル・リンポチェゆかりの海子山を仰ぎ見ながら進めば、やがて八美を経由でニンツォゴンパのある道浮へ到着します。美しい風景の中を川沿いに遡ると大僧院のあるダンゴ。さらに雅龍江と鮮水河の分水嶺を越えて、カムでもっとも活気のある街カンゼへ到着します。住人のほとんどはカムパで、中国とは思えないほどチベット色が強くなります。
住民のほとんどがカムパで占められるカンゼの街
カムの心臓部 カンゼとデルゲ
カンゼから四川省でも最奥部、チベット自治区との境に流れる金沙江沿いの街デルゲを中心とする地域は仏教の非常に盛んな「熱い」お寺が数多くあります。
例えば、今なお経典を印刷し続ける「生きた文化遺産」デルゲのパルカン(印経院)、ニンマ派の六大総本山でもあるペユル寺、カトク寺、カギュ派のゾンサル寺、巨大になりすぎ外国人が立ち入れなくなったアチェン・ガル寺など数百人から数千人の僧侶が修行する大僧院も珍しくありません。
テルゲパルカン
経典の版下
フォト・ギャラリー
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