添乗ツアー名 ● カム&ギャロン地方をチベット人ガイドがご案内 デルゲ印経院と巨大尼僧院アチェンガル・ゴンパ 9日間
2018年9月15日(土)~9月24日(月)
文・写真 ● 中村 昌文
この1年半で3回目のアチェンガルゴンパ&デルゲ印経院を訪れるカム・ツアーをご案内してきました。
「来年にはアチェンガルゴンパに外国人は入れなくなる」と言う噂を聞きつけて、急遽設定した9月のシルバーウィークの特別企画。急な設定にもかかわらず6名のお客様が参加してくださいました。
雨をものともせずに説法を聞く尼さん
まずは2日目、予定外のサプライズで、700年前に毘盧舎那仏が見つけた断崖の洞窟の中の泉「毘盧舎那聖窟」を見学。運転手さんが最近案内したラサのお坊さんが「ここに行きたい」と言うので探し回って始めて知った、と言う超穴場の聖地です。
巨大な洞窟を利用したお寺で、その奥には毘盧舎那が突き刺した杖から湧き出たと言う泉が。現在でもニンマ派の修行場として利用されています。
毘盧舎那聖窟
同じツアーに連続で3回も案内する、ドライバーさん(チベット族)もこちらの好みを察知していろいろ提案してくれて、とてもやりやすくなりました。
その後、アチェンガル・ゴンパでは雹混じりのにわか雨に会い、冷えと疲れと高度で、体力的にちょっときつくなりましたが、雨をものともせずに外で説法を聞き続ける尼さんたちのパワーには圧倒されました。また、雨宿りしたお堂の中では遊牧民のお父さんと、出家した娘と父娘との交流でほっこりさせてもらいました。
アチェンガルの僧坊群
ペユル(白玉)のゴンパでは、たまたまお坊さんたちの問答大会に出くわして、「俺が俺が」と前に出る血気盛んなお坊さんたちの熱い問答バトルを目の当たりにしました。広報担当のエリート僧に解説をしてもらい印経院まで開けていただくなどまたまたラッキーが発動!
デルゲでは、チベット世界に「大蔵経」を送り続けるデルゲ印経院や、サキャ派の名刹デルゲゴンチェン寺、チベットらしい街の散策などを楽しみつつ、連泊で体力がフル回復しました。
印刷が終わった版木を洗っています
デルゲからガンゼの道中には、小雪の舞う標高5,050メートルのジョウォラ(雀児)峠から、ルンタ投げも出来ました!
5,050メートルの峠で旅の安全を祈ります。「ラーギャロー!」
ガンゼでは、あいにくお寺がお休みのところ「大ラマ」様にお願いしてお堂を空けてもらうなど、またまたラッキー連発。最後はスークーニャンの山並みと、成都の火鍋で締めくくりました。
珍しい立体ツォクシン(仏教の系譜をビジュアル化したもの)@カンゼ
個人的にはこれまでの3回のツアーで最も完成度が高かったと思います! 現地で聞いたところでは、どうやら来年もまだ外国人締め出しにはならないようなので、もう1年くらい楽しめるかも知れません。2019年は夏と秋に企画を予定しています。お楽しみに。
カム&ギャロン地方をチベット人ガイドがご案内
出発日 | 旅行代金 | 出発場所 | 催行状況 他 |
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2019/09/14(土)*募集中止* | ¥398,000 | 東京 | |
2019/09/14(土)*募集中止* | ¥414,000 | 大阪 | |
2019/09/14(土)*募集中止* | ¥414,000 | 名古屋 |