【開講記】天気がよければ鳥観察も好調! 川崎・等々力緑地+多摩川河川敷

【開講記】天気がよければ鳥観察も好調! 川崎・等々力緑地+多摩川河川敷
11/21(土)都市公園と中流河川敷の魅力 等々力緑地バードウォッチング

紅葉した桜の木にとまるシジュウカラ紅葉した桜の木にとまるシジュウカラ


久しぶりに晴れていい天気。まだ秋の気配が残る青空です。今回目指すのは川崎市の等々力緑地公園。前回のさいたまの秋ヶ瀬公園ほどではありませんが、なかなかの広さです。ただこちらは川崎フロンターレのスタジアムや野球場、テニスコートなどの競技場が並んで釣り池もあるという、まさに都会の公園といった感じです。果たして鳥たちはいるのかな?

武蔵小杉駅からバスで等々力緑地公園へ移動します。到着後、イチョウの葉で黄色いじゅうたんになった歩道を歩いて公園内へ (ギンナンは踏まないように!) 。サッカースタジアム付近でヒヨドリのさえずりが聞こえたと思ったら、イチョウの木に数羽のカワラヒワの姿が。北から渡ってきたのかな? 他にも虫を獲るハクセキレイや、桜の木にジョウビタキ、電柱の上にはムクドリが観察できました。風が強いのですがなかなかいいスタートです。

桜の木にいたジョウビタキ
桜の木にいたジョウビタキ
虫を食べるセグロセキレイ
虫を食べるセグロセキレイ


続いて釣り池へ移動します。ここは使用料を払って釣りができる池です。何が釣れるのか大勢の太公望が並んでいます。池にはオカヨシガモが浮かんで、カイツブリが忙しそうに潜水を繰り返しています。こちらは双眼鏡で鳥を観察しているつもりでも、釣り真っ最中の皆さんとちょいちょい目が合います。「安心してください、見つめていませんよ!」。

対岸の赤茶けた大きな樹の下にはゴイサギがいます。じっと動かずに魚を狙っているのかと思いながらスコープで覗いてみると、「寝てる!!」。いやー、こんなポカポカ陽気なら気持ちはわかりますよ。続いて、「ん!?オナガが警戒している」と思ったら、ハヤブサがやってきました。しかも2羽! 翼がシャープですね。尾も短いし。

釣り池にいたオカヨシガモ
釣り池にいたオカヨシガモ
立ったまま寝ているゴイサギ
立ったまま寝ているゴイサギ


次は公園を離れて多摩川へ。途中の桜の木にはシジュウカラがいます。樹皮に隠れている虫を探しているのでしょうか? 多摩川の堤防から降りてみると、たくさんのハクセキレイが草地の上で飛び回っています。河川敷に20羽はいたかな? 近くにセグロセキレイも見られたので、いい比較ができました。

さて、多摩川の中州に目をやると、数百羽のカワウとダイサギとたまにアオサギがいます。多摩川の魚が一時的に激減するレベルです。カワウは羽を乾かしているのかな? 手前ではオオバンが泳ぎまわっています。相変わらずの白黒顔で「ショッカー」を連想させます。時期がまだ早かったのか、どこかで休憩中しているのか、カモ類はほとんど見かけません。上空ではチョウゲンボウとカラスがバトルを繰り返しています。その後、カラスはトビにもちょっかいを出していました。よっぽど猛禽類の近くにいるのが気に入らないのでしょうね。

カワウとダイサギの群れ
カワウとダイサギの群れ
ショッカーのようなオオバン
ショッカーのようなオオバン
チョウゲンボウとカラス
チョウゲンボウとカラス
続いてトビを追っかけるカラス
続いてトビを追っかけるカラス


その後、釣り池に戻って観察を続けていると、出てきてくれましたカワセミ。声は聞こえてもなかなか姿が見えなかったのですが、いいフィニッシュです。都会の公園とは思えないような、多くの種類の鳥たちを観察できました。天気がいいって気持ちがいいですね。次回は12/13(日)深大寺・神代植物公園です。冬鳥を探しましょう。



【今回確認できた鳥達】


オカヨシガモ・マガモ・カルガモ・カイツブリ・キジバト・カワウ・ゴイサギ・アオサギ・ダイサギ・オオバン・ユリカモメ・トビ・カワセミ・チョウゲンボウ・ハヤブサ・オナガ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・シジュウカラ・ヒバリ・ヒヨドリ・メジロ・ムクドリ・ジョウビタキ・スズメ・ハクセキレイ・セグロセキレイ・タヒバリ・カワラヒワ・ドバト・アヒル


 

風の鳥日和

 

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