【開講記】冬の荒川河川敷 多彩な環境で暮らす鳥たち

ツアー名:1/28(土)多様な環境で多種な鳥たち 荒川河川敷


とってもいい天気です。大宮郊外からは富士山から丹沢や奥多摩、秩父、谷川岳、男体山までぐるりと秀峰群が見渡せます。


越辺川
越辺川


まずはウォーミングアップに越辺(おっぺ)川のハクチョウ越冬地へ。河川敷にはカシラダカやアトリが木に止まっています。川にはハクチョウやカモたちがたくさん浮かんでいます。ハクチョウ類は160羽くらいいるそうです。

ちょっと小さくてクチバシの黄色いのがコハクチョウでしょうか。全体的にくすんでいるのは幼鳥かな。餌はあげていないそうですが、人慣れし過ぎてますね。上空にはノスリの姿もありました。


コハクチョウ
コハクチョウ

河川敷観察ポイントへ向かう途中に広がる田園地帯で、カラスとチョウゲンボウが対峙しています。勝敗の行方やいかに? その先の遠くの田んぼにタゲリがいるようです。バスをそろりと停めて、農道を歩いて遠くから観察です。

広大な田園地帯なのでいても見つけるのが難しい。よくよく観察するとケリも1羽いました。お腹が白いクサシギやカワラヒワもいましたよ。


ケリ
ケリ


はやにえ

次の河川敷の駐車スペースに入ると、“はやにえ”があるとの情報が。しかし「ここ」と言われても、んーよくわからない。どうやら小さめのカエルのようです。

猛禽類多めのエリアなので、コミミズクに期待しますがまだ早いかな。モズやアオジ、ツグミがいました。またカシラダカやタゲリも確認できました。



次のエリアに向かう途中の田んぼに今度はミヤマガラスの群れが! バスを停めて車内やバスのそばから近い距離で観察できました。しばらくすると全部飛び立っていったので猛禽でも現れたかな。


ミヤマガラス
ミヤマガラス

農業用のため池に到着。カモ類やカイツブリがいます。数は少なめです。ここではノスリがカラスと対峙中です。近くの木にはカシラダカやホオジロ、ツグミなどがやってきました。

最後に荒川河川敷の広大な公園へ。土手の上に上がってコミミズクを待ちますが、今日は登場しないようです。遠くのグランドにタゲリやムナグロがいます。タゲリはしばらくすると飛んでいきましたが、ムナグロは多少距離を縮めても大丈夫でした。


ムナグロ
ムナグロ

コミミズクは残念でしたが、たっぷり40種以上確認できました。次回は2/18(日)涸沼でタカ類を探します。


『ミヤマガラス』以外の写真はスコープ+iPhoneで撮影しました。
使用機材:TSN664M+TSN-IP5TSN-AR66Z(いずれもKOWA社製)



【今回確認できた鳥達】


コハクチョウ・マガモ・カルガモ・オナガガモ・コガモ・ホシハジロ・キンクロハジロ・カイツブリ・キジバト・カワウ・アオサギ・ダイサギ・コサギ・オオバン・タゲリ・ケリ・クサシギ・ムナグロ・トビ・ノスリ・コゲラ・チョウゲンボウ・モズ・ミヤマガラス・ハシボソガラス・シジュウカラ・ヒバリ・ヒヨドリ・メジロ・ムクドリ・ツグミ・ジョウビタキ・スズメ・ハクセキレイ・セグロセキレイ・タヒバリ・アトリ・カワラヒワ・ホオジロ・カシラダカ・アオジ・オオジュリン・ドバト・ガビチョウ


 

風の鳥日和

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