講座名:3/4(土)太平洋の断崖絶壁 城ヶ島
都内よりも一歩春が進んだ感じで、沿道の花や緑が鮮やかな三浦半島の先端、城ヶ島へ。
三崎口からのバスを城ヶ島大橋の手前で降りて観察開始。道路の両サイドの街路灯の上にはトビやカモメ類が止まっています。いろいろな種を比較するのにちょうどいい距離感です。
ウミネコ
橋を渡って城ヶ島公園を目指します。城ヶ島は三崎港にとって天然の防波堤のように位置しています。西は伊豆半島から東は房総半島まで、相模湾から太平洋、東京湾まで見渡せます。
公園入り口で白い頭のミサゴが2羽旋回しています。丸尾で脚と翼が長いですね。
ミサゴ
展望台から崖下の岩場を注意深く観察すると、いましたクロサギ。見つけやすいようなフォルムですが、意外と周囲に溶け込んでいます。
クロサギ
先端の安房埼(あわさき)灯台が見下ろせる広場まできました。遠くの岩場にウミウがいます。
さらに遠くの海上にウミスズメがいるらしいのですが、遠過ぎて到底声が聞けません。姿は見えませんでしたが、ウグイスの初鳴きを確認しました。声はまだ本調子ではないようです。練習がんばれ。
島の西、反対側へ向かいます。途中から見える対岸の岩場にはウミウの営巣地がありました。ヒメウも混ざっているそうですが、言われても遠すぎてなかなか判別が難しいです。ヒメウは小さめで全身黒く見えますね。
どこかにヒメウ
岩場の上部の草地にはミサゴの姿があります。たまに飛び立っては同じところに戻ってくるのでお気に入りの場所でしょうか。
ホオジロがやってきました。顔が褐色というか赤っぽいので♀ですね。岩場にイソシギがいます。忙しそうにウロウロしています。お腹から肩に向かって白い羽が特徴的です。
城ヶ島灯台付近ではウミアイサやカンムリカイツブリ、シロエリオオハムなどがいました。
イソシギ
城ヶ島京急ホテルで海を眺めながらお昼をいただいた後は、島のメインストリートを抜けて三崎港が見える北側まで来ました。
海上にはウミネコやセグロカモメのほかにもカワセミの姿がありました。
ウミセミ?
帰りは対岸の産直品販売施設の「うらり」前まで渡船を利用。短い時間ながらクルーズ?気分を味わって観察終了となりました。
渡船・白秋
次回もまたまた島! 4/8(土)江の島です。
写真の一部はiPhone+スコープで撮影しました。
使用機材:TSN664M+TSN-IP5+TSN-AR66Z(いずれもKOWA社製)
*写真の一部はご参加の方からご提供いただきました。ありがとうございました。
【今回確認できた鳥達】
ウミアイサ・アカエリカイツブリ・カンムリカイツブリ・キジバト・シロエリオオハム・ヒメウ・ウミウ・アオサギ・クロサギ・イソシギ・ウミネコ・カモメ・セグロカモメ・オオセグロカモメ・ウミスズメ・ミサゴ・トビ・カワセミ・モズ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・ヒヨドリ・ウグイス・メジロ・ムクドリ・ツグミ・イソヒヨドリ・スズメ・ハクセキレイ・タヒバリ・ホオジロ・ドバト