新緑まぶしい奥多摩・桧原都民の森へ。とても豊かな自然が広がっていますが、これでも多摩川源流の東京都内です。
奥多摩へは電車&路線バスでも行けますが、この時期は混雑しているバスに1時間以上立ちっぱなしの事が多いので、確実に座れる貸切バスがありがたいですね。
途中、車内からクマタカが旋回する姿が見えました。奥多摩地域では繁殖しているクマタカの密度が高いそうです。
桧原都民の森に到着。ハイカーやライダーで賑わっています。入り口近くの駐車場周辺ではミソサザイの巣がいくつかあります。
メスに気に入ってもらえるように複数の巣を作るのだとか。気に入ってもらえた巣はあったかな。肝心のミソサザイは近くの小川で忙しそうに動き回っています。
キセキレイも大忙しです。人通りの多さも気にせず、遊歩道近くの巣で交代しながら抱卵しているようです。
森林館へ向かいます。途中、ヤマシャクヤクが咲いています。その他にも様々な植物に名前のプレートがついているので分かりやすいです。オオルリが遠くでさえずっています。よく聞こえますが、かなり距離があります。
ウッドチップが敷かれた大滝の路(森林セラピーロード)という遊歩道を歩きます。途中、センダイムシクイのさえずりも聞こえてきました。
桧原村方面の眺望がすばらしいカーブを過ぎて三頭大滝へ。落差33mもある大きな滝を眺めていると、オオルリが現れました。滝の爆音にも負けないくらい元気にさえずっています。その後、このオオルリは何度も登場してくれました。
森林館へ戻る途中に近くでキビタキの声がしましたが、木で隠れて見つけるのにはひと苦労。駐車場では相変わらずキセキレイが飛び回っています。
別の声がするので探してみると、ヤブサメがいます。「シシシ!」と大きな声でさえずっています。このヤブサメはしばらくの間楽しませてくれました。
クマタカの旋回に期待して奥多摩周遊道路で展望のいい駐車場へ向かいます。またしてもバスの移動中にクマタカが現れました。駐車場でクマタカの再旋回を待つもなかなか現れません。結局、現れたのはトビのみ。
最後に奥多摩湖畔へ行ってると、ここでも早速オオルリが登場しました。カケスが止まっていますが、すぐに飛んで行きました。エナガの声も聞こえたところで観察終了。
オオルリやヤブサメをじっくり観察して、奥多摩の探鳥ポイントを効率よく周ることができました。次回、募集中のツアーは7/8(日)花と草原の鳥たち 夏の霧ヶ峰です。
【今回確認できた鳥達】
アオバト・カワウ・アオサギ・トビ・クマタカ・コゲラ・アオゲラ・カケス・ハシブトガラス・コガラ・ヤマガラ・ヒガラ・イワツバメ・ヒヨドリ・ウグイス・ヤブサメ・エナガ・センダイムシクイ・メジロ・ミソサザイ・コルリ・キビタキ・オオルリ・キセキレイ・カワラヒワ・イカル・ガビチョウ・ソウシチョウ