【開講記】観察ポイントたくさん巡ります 渡良瀬遊水地

ツアー名:1/12(土)冬の渡良瀬遊水地 タカ類に期待


今回は東北本線の古河駅集合。電車の時間は少々長いですが、集合時間はゆっくりめ。着いてしまえば渡良瀬遊水地はすぐそこ。

大型車が入れないようにゲートが設置してある渡良瀬では、ジャンボタクシーは機動力抜群なのです。


渡良瀬遊水地マップ渡良瀬遊水地マップ

まずはウォーミングアップで谷中湖の西側に行ってみます。湖の浄化のために湖の水を減らしている途中だそうです。遠くにカモ類がいます。木々ではシジュウカラやエナガがにぎやかです。


エナガエナガ

続いていつも観察している湖の北側に向かいます。沿道の木にはモズやシメがいます。湖面にはたくさんのミコアイサがおり、ノスリやミサゴは上空を通過していきます。

かなり遠くの対岸にツルシギを発見しました。小さな川はまだ凍っているところもあるので、行き場所が少ないのでしょう。浮島にはダイサギやチュウヒもいます。


チュウヒチュウヒ

ハゼの実に群がるジョウビタキやツグミがいます。コゲラやウグイスの声もします。アオジが地面でエサを探しています。

アキニレの木にはベニマシコがやってきました。続々とやってきて5羽の群れです。


ベニマシコベニマシコ

ツルシギのいた湖岸にも行ってみましたが、ツルシギの姿はなく、遠くにいるカモたちの集団を観察します。木に群がるカワラヒワやアトリがいます。

午後は高台に行ってみます。チュウヒが飛んでいます。眼下の池はまだ一部凍っていますが、ガンが2羽やってきました。上空にはかなり大きな魚を捕まえたミサゴが旋回中です。ブラックバスか。


ミサゴミサゴ

水門の近くに移動します。コガモやセグロセキレイがいます。カワセミが2羽、オスとメスのようです。ここでもノスリがあちこちの木に止まっています。

第2調節池の周辺には、野田市で放鳥されたコウノトリの「ひかるくん」がいます。到着すると、早速つがいの姿がー! と思ったら、こちらはデコイ(模型)。「ひかるくん」は反対側の用水路にいました。




近くにいるアオサギと比べるとその大きさがわかります。黒いクチバシに目の周りの赤さが特徴的です。望遠鏡で観察してみると、背中には発信機が通りつけられているのか、コードのようなものが確認できます。

しかし「ひかるくん」、顔アップだと、ちょっと怖いですね。


マウスオーバーまたはタップで顔アップ

上空ではコチョウゲンボウのホバリングが何度も見られました。少し田んぼ側に移動して電線に止まるミヤマガラスも観察します。

谷中湖の東側に立ち寄ります。ヨシの中にいる虫を食べるオオジュリンがいます。遠くにはヒドリガモやマガモ、オカヨシガモ、オナガガモ、ヨシガモ、カワアイサなど多様なカモが観察できました。


観察風景観察風景

日暮れも迫り「ねぐら入り」観察ポイントへ。どんどん気温が下がって行く中、チュウヒやハイイロチュウヒ等が10羽程ねぐら入りしていきました。


ジャンボタクシーという機動力を発揮して、渡良瀬遊水地の観察ポイントを数多く巡れた一日となりました。次回は2/23(土)山中湖です。


※写真はご参加の方からも提供していただきました。

その他の画像・動画はこちら



【今回確認できた鳥達】


キジ、マガン、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、トモエガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ、カワアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、コウノトリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、クイナ、オオバン、タシギ、ツルシギ、セグロカモメ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、コチョウゲンボウ、モズ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、オオセッカ、ムクドリ、アカハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、アトリ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン、ドバト



 

風の鳥日和

 

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