ツアー名:2/2(土)オオワシに期待 冬の諏訪湖
快晴の中央道からは富士山や南アルプス、八ヶ岳が映えます。
まずは諏訪湖近くの高台から観察開始です。途中から車両通行止めなので除雪されておらず、最近降った雪がそのまま残っています。日差しがあって風がないので、とても暖かく感じます。
早速、ベニマシコとジョウビタキのメスがやってきました。ツグミもいます。エナガの群れはにぎやかです。上空ではクマタカが通過して行きます。
イスカが一瞬だけ現れました。しかしこれはちょっと観察できたとか言えないかも。
緩やかに登ってきたところで、松の木に再び数羽のイスカがやってきました。枝かぶりでやや観察しづらいですが、赤い羽の色もばっちり確認できます。木の上から降りてはまた戻ってきたり、少し遠くに行っては戻ってきたりで、しばらくの間楽しませてくれました。
来た道を戻る途中でもイスカがやってきました。今度は枝かぶりも少なく見やすい角度です。くちばしの先が食い違っている様子も見えます。このくちばしで松の実を取り出しているのでしょう。お腹が縦斑の幼鳥もいます。ということは、こちらは家族連れでしょうか。
午後は諏訪湖畔へ向かいます。長年、諏訪湖へ飛来していたオオワシの「グル」ですが、今年は飛来していないそうです。残念。オジロワシは来ているようですが、ここ数日は姿を現していないとのこと。
湖畔から観察すると湖の一部が凍っています。水鳥の姿は少ないです。湖から流れ出す川ではカモ類がたくさんいます。
遠くにパンダ的な黒斑で人気のミコアイサ集団が浮かんでいます。70羽ほどいるようです。これほどの集団は珍しいのではないでしょうか。近づくと離れて行ってしまいますので、かなりの距離を取ってスコープで観察します。
湖の北側へ行ってみます。コハクチョウやカモ類、カワウなどがいます。ハクセキレイが凍った湖の上を歩いています。かなり遠くの対岸あたりにはカワアイサの大群が浮かんでいます。
湖畔から水鳥を観察していると、目の前の藪の中からクイナが出てきました。エサの確保が難しくなるこの時期、多少リスクを負ってもエサを探さなければならないのでしょう。モズも飛んできて看板の上に止まります。
湖岸の鳥たちも観察したところでこの日は終了。ワシ類は残念でしたが、イスカやミコアイサをじっくりと楽しめた一日となりました。次回はまだまだ早春、4/27(土)山中湖です。
【今回確認できた鳥達】
コハクチョウ・ヒドリガモ・マガモ・カルガモ・オナガガモ・コガモ・ホシハジロ・キンクロハジロ・ホオジロガモ・ミコアイサ・カワアイサ・カイツブリ・カワウ・ダイサギ・コサギ・クイナ・オオバン・イソシギ・トビ・クマタカ・カワセミ・コゲラ・アカゲラ・モズ・ハシブトガラス・ヤマガラ・ヒガラ・シジュウカラ・ヒヨドリ・エナガ・ムクドリ・ツグミ・ジョウビタキ・ハクセキレイ・セグロセキレイ・ベニマシコ・イスカ・シメ・ホオジロ・ドバト