消滅に向かうアラル海
かつて琵琶湖の約100倍、世界第4位の広さだったアラル海。2014年現在でほぼ消滅したといわれています。様々な要因が重ったことが原因と言われ1960年代後半から湖水の塩分濃度が増し、浅い湾は干上がり、今では荒野のような風景となっています。
船の墓場モイナック
アラル海の漁港であったモイナックは、漁業や缶詰加工などで栄えたアラル海最大の港町でしたが、現在では荒涼としたステップの中に船の残骸が点在し、「船の墓場」と称されています。
干上がって取り残された船の姿は、そこはかとない寂しさを感じます。
1970年代のアラル海
2000年代のアラル海
モイナックの町には歴史博物館があり、かつてのアラル海の写真や缶詰工場で働く人々の生き生きとした表情の写真などを見ることができます。また、船の墓場近くには、アラル海の地図が描かれたモニュメントが立っているだけで風の音以外ないも聞こえない場所になっていました。
人影もまばらなモイナックの町
消えた漁港に残された船
約半世紀の間に、大きな変化をとげたアラル海とモイナック。ウズベキスタンの過去と現在をその目でご覧下さい。