現在、風の旅行社名古屋の古谷が、ネパール入りしています。
古谷の主なミッションは、山村ハイキング・ツアーで利用しているロッジ「はなのいえ」「つきのいえ」の周辺状況の確認。
さらにジョムソン街道を北上し、ジョムソン、ムクティナート方面の状況を確認してくること。
まずは「はなのいえ」のあるアスタム村までのレポートが届きました。
▼6/5 カトマンズ・タメル地区
人は少なく、店も半分くらいしか営業していないが、土産物屋や両替屋は営業している。
タメルにいるぶんには、正直、震災被害は感じられない。
暇そうに店頭に立っている店員の姿を見ると…とにかく来てあげて!という気持ちになる。
ちなみに風の旅行社がよく利用するマーシャンディ・ホテルは、事前に聞いていたとおり、本当に何も変わりがなかった。
▼6/6 ポカラを経由してアスタム村へ
国内線でポカラに到着。市内を走行したところ、倒壊した建物はゼロ。いつもと全く変わらない。
そしてアスタム村に到着。本当に変わらない…。いつも通りののどかな風景。震災被害は皆無のようだ。
かすかに、アンナプルナサウスも見ることができた。アスタムでは石積みや土壁の古い家屋ですら倒壊なし。もちろん「はなのいえ」も何も被害無し。
はなのいえでは揺れも少なく、スタッフいわく揺れは「アリーアリー!(ほんの少し)」。恐くも無かったし物も全く落ちなかった。
(ただ震災とは別に、風と雹で送電機械が壊れて停電だった。エンジニアが被害の激しいゴルカ地域の復旧に行ってしまい、しばらく直せないそうだ)
▼つきのいえのあるダンプス村へ
はなのいえのスタッフから地震時の揺れは少なかった。怖くなかった。と聞いたときは少々驚いた。
確かに、朽ちそうな古い家屋ですら全く被害を被っていない。震源地から東と西では被災状況も大きく異なるようだ。
道中、私の顔を見て驚いた老紳士がいた。震災以降初めて見た外国人だったらしい。その老紳士は御茶屋も経営していたので、折角だからコーラとミルクティを購入した。いつもであれば、大勢のトレッカーがここでコーラ等を買うのだろうが、今は誰も訪れていない。
ダンプス村の中へ入ると、勢いよく村人から声をかけられた「おおっ!ようやく観光客が来てくれたぞ!」真の観光客でないのが申し訳ない。
心の底から観光客が来ることを村人達は願っているのだ。
様々なところで大なり小なりの被害があったように思われがちだが、被害が皆無のところもあるとはっきり分かった。
今後、ネパールからの“ウェルカム・サイン”を発信できるよう、各山村の村人たちの元気な様子をたくさん写真に収めてこようと思います。(古谷)
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