ユーコンへ行くべき理由とオーロラ撮影のヒント

個人的にとてもお気に入りの場所・ユーコン。ユーコンの魅力はた~くさんありますが、私平山(ユーコンツアー企画担当)にとって思い出深いのは、空いっぱいに広がるオーロラです。この写真を撮ったときは、幸運にもその年の一番の活動日だったようで、オーロラが踊っているかのようなオーロラダンスが繰り広げられていました。

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(連日連夜オーロラが大爆発した贅沢な旅でした)



目の前で、まるで、ヘビ花火のように夜空を駆けまわるオーロラ。あんなに動きが激しいものだとは・・・! 実際に目にすると、きっと誰もが大自然の神秘に感動せずにはいられないことでしょう。


オーロラを見るのにユーコン準州がオススメな理由!

オーロラを見たり撮影したりするだけであれば、世界の極北地域であればどこでも可能です。ただユーコン準州がオーロラを見る上で良いと思うのはいくつか理由があります。

ひとつはユーコンの大自然の景色が素晴らしいこと。ユーコン準州には山や湖があり、大河ユーコン川が流れています。バラエティーに富む素晴らしい自然に囲まれて、秋は湖面に映るオーロラを楽しんだり、冬や春は美しい雪山をバックにオーロラを見たりとオーロラ+景色で楽しめるのが特徴的です。

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(ユーコン随一とも言える、すばらしいロケーションのトゥームストーン準州立公園)



またユーコン準州はカナダの中でもアウトドアのメッカ。夏の終わりから秋にかけてはカヌー旅やキャンプ中にオーロラが見えることもあります。冬は日中は犬ぞりやスノーシューなどを楽しんだ後、夜は焚き火を囲みながらオーロラの出現を待ったりとアウトドアの一環としてもオーロラ鑑賞・撮影が楽しめます

そして、ユーコン準州の多くの場所が「オーロラベルト(オーロラが頻繁に発生する地帯)」の真下に位置しているため、わざわざ遠くまで出かけずとも、天候とコンディションさえ良ければ町からオーロラが見られる日もしばしばあるのです。

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(憧れのオーロラカヌー)


オーロラの撮影に必要なもの

オーロラを撮影するために、用意したほうが良いものは、、、

●一眼レフカメラ(注★)
●明るい(F値2.8以下が望ましい)広角レンズ
●三脚
●レリーズ(本体に触れずにシャッターを切ることができる道具)
●その他、ヘッドランプ、予備バッテリー、防寒着やカイロ


などです。

★一眼レフやミラーレス一眼に限らず、一部のハイエンド・コンパクトデジカメでも、オーロラや星空を撮影できる機種が多く出ています。

基本的にはシャッタースピード(10秒以上開放にできる)、ISOが変更できる、マニュアルで長時間の露出設定ができるカメラがオーロラ撮影には必須となります。


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(一般論として、スマートフォンや多くのコンデジでは、オーロラを撮影できない場合が多いです。)

上村さん愛用の機材は?

ユーコンでガイドをしてくださる写真家の上村さんがオーロラ撮影で実際に使用している機材は、超高感度撮影が可能なフルサイズ・ミラーレス一眼の「Sony α7s」のボディー。オーロラの動画(ムービー)を撮影するには、唯一の選択肢といって良い機材。レンズは「Zeiss Batis 16mm f2.8」や動画撮影に役立つ「Zeiss Batis 25mm f2」などのレンズを使用されているようです。




また静止画やタイムラプス動画の撮影ではマイクロフォーサーズの「Olympus E-M1」のボディーに単焦点の 「Olympus M.Zuiko 12mm f2」「Olympus M.Zuiko 7-14mm f2.8」などを主に使っているとのことです。(2016年12月現在)




本格的に撮ってみたいという方はぜひ参考にしてください。

現地同行ガイド

上村 知弘 (うえむら ともひろ)

1978年神戸育ち。立命館大学、ワシントンD.C. American大学卒業。 在学中から自然・異文化体験を求めて、イタリア美術短期留学やインド、東南アジアなどを旅する。卒業後、極地冒険家・大場満郎冒険学校や動物保護団体アークを経て、2004年カナダ極北ユーコンへ渡り、以降3年間ユーコンの大自然で過ごす。北海道道東鶴居村の馬牧場でカナダ人の妻タミーと共に3年過ごした後、2011年にユーコンへ永住。極北の大自然や文化の写真を撮り発表する傍ら、ネイチャーガイド業を通して、極北の自然・文化と人を繋げる役割を担う。近著に極北の野生の羊ドールシープの1年を追った写真集 『Dall Sheep』(青菁社)がある。

同行ツアー一覧

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オーロラを撮影する手順

実際に、撮影するときには、このような手順をふみます。

1.三脚にカメラを固定し、空(オーロラ)に向け、レリーズを装着
2.カメラの撮影モードはマニュアル(M)設定
3.シャッタースピードはバルブ(BULB)に設定
4.絞りF値は開放(F値を一番小さくする)
5.ピントは無限大(∞)に合わせる


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日中に練習しておくと、いざ実際にオーロラが出現したときにスムーズです!

尚、風のユーコンツアーにご参加の皆様には、上村さんが撮影サポートもしてくださいますので、わからないことは遠慮なくご相談ください。

ユーコン準州内のオーロラ観賞にお勧めのエリア

ユーコン準州で上村さんがお勧めするオーロラ観賞ポイントは以下の3ヶ所です。

A.ホワイトホース
まずは州都のホワイトホース。街から一歩外へ出るだけで大自然の広がるユーコン準州ですが、ホワイトホースの郊外には山や湖、ユーコン川などと、地元のオーロラ通や写真家達が知る素晴らしい鑑賞・撮影ポイントがたくさんあります。美しい山を背景に含めたオーロラ撮影をしたり、秋には湖面や川に写るオーロラを狙いましょう。

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ホワイトホース郊外を訪れるツアーはこちら

隠れ家キャビン・イヌゾリ・雪上ハイク、オーロラ展望

終了ツアー 冬のフォトジェニック・ユーコン6日間

出発日設定2018/12/28(金)
ご旅行代金489,000円
出発地東京
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終了ツアー



B.クサワ州立公園 クルアニ国立公園
ホワイトホースから1~2時間程離れたクサワ州立公園や世界遺産のクルアニ国立公園も、オーロラ鑑賞にお勧めの場所です。国立公園や州立公園の素晴らしい山々をバックにしながら、秋は湖面に写るオーロラ、冬は真っ白な冬景色の中で踊るオーロラを見る事ができます。もちろん日中にスノーシューなどのアウトドアを楽しむには最高の場所です!

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クルアニやクサワ湖を訪れるツアーはこちら


極北の秋の絶景をたのしむ旅

終了ツアー 黄葉のユーコン&南東アラスカの大自然で遊ぶ8日間

出発日設定2020/09/19(土)
ご旅行代金498,000円
出発地東京、大阪、名古屋
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終了ツアー



C.ドーソンシティ トゥームストーン州立公園
3つ目のお勧めの場所は、ドーソンシティーとトゥームストーン州立公園。ホワイトホースから北に500kmほど離れたゴールドラッシュの街であるドーソンは、オーロラ観測にも最適な場所。街の裏山のドームマウンテンの頂上からは360度広がるオーロラを見ることが出来、ユーコン川の対岸からは、ドーソンの夜景と共に見えるオーロラも楽しめます。

ドーソンから1時間程のトゥームストーン州立公園は、原野で見るオーロラとしては素晴らしく、ユーコンでも1、2位を争う最高のロケーションです。気温や天気が安定しやすいツンドラ紅葉の季節である秋に、テント泊をしながら原野で見るオーロラは特別な感動と美しさがあります。

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トゥームストーンを訪れるツアーはこちら

極北のツンドラ紅葉ハイキング&キャンプ

終了ツアー 2019/8/25(日)発 紅葉のフォトジェニック・ユーコン8日間

出発日設定2019/08/25
ご旅行代金485,000円
出発地東京
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終了ツアー



せっかくユーコンに行くなら、オーロラや満天の星空も写真に残したい!と思われる方も少なくないことと思います。適切な機材を揃えれば、思ったより簡単に撮る事が出来ますので、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

尚、もしカメラのことがよくわからなかったり、現地で上手く撮れなくても、ご安心を。上村さんがガイドしてくださる風のユーコンツアーはツアー中の写真データをサービスでお渡ししています。きっと一生ものの、素敵な旅の思い出になると思いますよ!


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イヌたちと戯れ、原野の雪原で眠る

終了ツアー 2020/03/15(日)発 極北ユーコンで犬ぞり&スノーキャンプをたのしむ6日間

出発日設定2020/03/15(日)
ご旅行代金489,000円
出発地東京、大阪、名古屋
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終了ツアー



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終了ツアー 2019/8/25(日)発 紅葉のフォトジェニック・ユーコン8日間

出発日設定2019/08/25
ご旅行代金485,000円
出発地東京
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終了ツアー 黄葉のユーコン&南東アラスカの大自然で遊ぶ8日間

出発日設定2020/09/19(土)
ご旅行代金498,000円
出発地東京、大阪、名古屋
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