陸路だからこそ見える、地域のありのままの暮らし、たくさんの生き方。
ベトナムとラオスの多様性に満ちた文化と歴史の奥深さを肌で感じる11日間。
ベトナムとラオスは、両国ともに国土の7 割を山地が占め、平地部には主要民族(ベトナム=キン、ラオス=ラオ)が、山間部には少数民族が多く暮らしています。
この旅では、ベトナムの首都ハノイからディエンビエンフー経由で国境を越え、ラオス北部に位置するルアンナムターを陸路で目指します。その道中で、言語、生活様式、環境利用の異なる民族が、それぞれの土地に適応しようとしてきた歴史の証をみることができます。味わい深い料理、美しい手仕事、信仰や儀礼との出会い。キン、ラオ、黒タイの神話的な故地や、諸民族が行き交う市場、伝統的な家屋の立ち並ぶ集落などを訪ねます。
中国式官僚国家(ベトナム)と東南アジア的仏教国家(ラオス)の連続と断続という歴史の深み、人びとの暮らしの豊かさを、肌で感じられる11 日間です。
講師紹介 樫永 真佐夫 Kashinaga Masao
国立民族学博物館教授。専攻は文化人類学、東南アジア地域研究。
おもに黒タイの生活史と伝承を研究。著書に『ベトナム黒タイの祖先祭祀―家霊簿と系譜認識をめぐる民族誌』『黒タイ年代記―「タイ・プー・サック」』『殴り合いの文化史』など。
当該ツアーは、国立民族学博物館友の会企画の「民族学研修の旅」です。
※友の会会員でない方は、正会員(13,000 円)、もしくは体験会員(4,000 円)にご登録ください。ただし、友の会会員(正会員)の同伴者1 名はお手続き不要です。詳しくは国立民族学博物館友の会(担当: 松本・田中 06-6877-8893 ( 営業時間 9:00 ~17:00 土日祝除く))までお問い合わせください。
申込方法
お電話にて裏面に記載の、風の旅行社大阪支店(担当: 川崎・宮内)または国立民族学博物館友の会までお申し込みください。追ってお手続きに関する書類をお送りいたします。
お申し込み期間は 2019 年8 月1日(木)~10 月11日(金)です。