ラダックの魅力満載、仏教美術と人々の暮らしに迫る
北インドのラダック地方は、荒涼とした風景に、青い空、真っ白なゴンパ(僧院)が立ち並び、「これぞチベット世界」といった趣。
このコースでは10-11世紀にラダックのみならずチベット世界に仏教を再興した僧侶リンチェン・サンポが創建したお寺を中心に、あまり知られていないものの実は見ごたえのあるラダックの古寺をじっくりと訪ね歩きます。そこには当時から残された貴重な仏教壁画や塑像、建築様式が残され、往時の様子を感じさせてくれます。
また、この地に貴重な壁画や仏像が残されているのは、現地の人々が仏教を篤く信仰し、大切に守ってきたからこそ。彼らの生活には仏教の精神が息づき、決して物質的に豊かとはいえない生活環境の中で助け合いながら暮らしているのです。アルチやニンムなど、のどかな村の散歩や民家訪問も楽しみ、そんな彼らの暮らしぶりにも触れてみましょう。ニンム村では貴族の邸宅を改装したホテルに泊まってくつろぎます。
寺院観光や壁画鑑賞にとどまらず、お寺で出会う僧侶、巡礼者、付近の村人などとの交流で、仏教の本質に迫る体験ができることでしょう。現地の暮らしはもちろん仏教解説も得意な、現地ラダック出身の日本語ガイド・スタンジン・ワンチュックがご案内します。
故郷ラダックを日本語で紹介する現地ガイド
スタンジン・ワンチュク
日本語でラダックの歴史や宗教を語れる数少ないラダック人ガイド。 ラダックの最奥の地ザンスカールのリジン村出身で、ザンスカールの王家とは親戚筋。 デリー大学オーロヴィンド校、政治学部卒。 学生時代は、里帰りの度に「雪の回廊」チャダル・トレックを歩き、その経験を生かしてツアーガイドの仕事を始める。その豊富な経験と人脈で「風のラダック」を支えてくれています。