ここのところ、ツアー「【風の女子旅】南砺に染まる3日間」などの実施により風の旅行社と縁が深くなった富山県南砺市。2021年、その南砺市に移住したYouTuberがいました。YouTubeチャンネル「源流居酒屋」のたいしょーさん、よーこさんです。
お二人はもともと都内の企業に勤めるサラリーマンでしたが、ライフワークである源流釣りや狩猟ができるフィールドを求めて移住先を検討。その結果、南砺市の利賀村(とがむら)に白羽の矢が立ちました。利賀村は世界遺産・五箇山を構成する「山」のひとつでもある山深い地域である一方、車を1時間半ほど走らせれば豊穣の富山湾へと至ります。山の幸と海の幸、そのどちらも手に入りやすい立地こそ、ここに居を構えた大きな理由だそうです。
現在、お二人は「源流居酒屋」として本物の店舗をオープンすべく、自分たちの手で古民家をリフォーム中。風の旅行社のスタッフが訪れた2021年11月の時点では、「マジ、これで冬越せるの!?」といった様子でしたが、地元のみなさんや友人知人、YouTubeの視聴者さんたちの力を借り、その後、着々と開店準備を整えています。
今回のツアーでは、出来上がったばかりの店舗で山海の珍味をいただきつつ、テンカラ釣り講習や古民家ステイ、周辺散策などの比較的“ゆるい”アクティビティを通して、たいしょーさん&よーこさんから田舎暮らしの魅力を伝授いただきます。また、宿泊先の「囲炉裏のある山奥の家」では、移住者とは異なる地元民ならではの目線で利賀村をご紹介いただけることでしょう。
利賀村はコンビニはもちろん、お土産物屋すらない“現代の秘境”とも言えるような場所ですが、物質的な概念では測れない幸せがここにあるようです。コロナ禍で海外にも行けず、日々ストレスを感じる方も多いであろうこのご時世。ネパールやモンゴルの片田舎を旅する際にしばしば抱く、「なにもないけど、ぜんぶある」という感覚。今一度、国内の旅で味わってみませんか?
テンカラ釣りって?
日本の伝統的な渓流釣りの手法。疑似餌(ルアー)の一種である毛鉤を用い、他に必要な道具は竿と糸のみ。非常にシンプルな仕掛けのため、荷物を軽量化したい源流でのイワナやヤマメ釣りに適している。近年、「tenkara」は海外の釣り人からも注目を集めており、アウトドアブランドのpatagoniaからテンカラ竿が発売されたこともある。
猟師、釣り師、YouTuber
源流居酒屋 たいしょー&よーこ (げんりゅういざかや)
大きいザックを背負って山を越え、源流へ。 人が足を踏み入れない大自然の中、 日本古来の「テンカラ釣り」でイワナを釣ります。陽が落たら焚き火を熾し、酒を飲もう。 出てくるたいしょーの料理は絶品。 山奥なのに居酒屋料理が次から次へと、、、なのでよーこが暖簾を自作し居酒屋ごっこが始まりました。
たいしょー:釣行計画、装備、料理担当。25年勤めた医療機器メーカーを辞し、林業の道へ。公私共に自然と関わる道を選びました。どんどん野遊びを増やして人生楽しみます。
よーこ:動画編集担当。釣り担当。人が来ない源流に夢中です。夏はテンカラ釣り、冬は猟がメイン。お家に帰れば猫にメロメロ。
YouTubeチャンネル:源流居酒屋
・「囲炉裏のある山奥の家」は、男女別の相部屋利用となります。なるべく三密の回避に配慮します。
・テンカラ釣りはあくまで初心者向けの講習です。特別な装備は必要なく、道具も現地で無料レンタルいたします。
・釣りやハイキング用に長靴をご持参ください。