“奇跡の森”を“魔法使い”にご案内いただきます
鳥取県八頭町の扇野山登山口標高800mにある「八東ふるさとの森」は、ブナの原生林が生い茂る豊かな森です。森の妖精アカショウビンが自然木に、コノハズク(赤色型)、オオコノハズク、モモンガは巣箱に営巣します。森の中のバンガローに宿泊すると、深夜にはコノハズクの親鳥やヒナの姿が観られ、早朝にはアカショウビンのさえずりで目覚めます。野鳥の森でゆったりとお過ごしください。
高田豊実氏は2010年に「八東ふるさとの森」の館長となり、一度は大勢のカメラマンが殺到し野鳥が姿を消してしまったこの森を、2年間かけてアカショウビンやコノハズク等の野鳥と人が共生する“奇跡の森”に一変させました。高田館長が鳥たちに「おはよう! おはよう!」と声をかけると、それに呼応するかのように鳥たちが姿を見せてくれます。まさに“奇跡の森”の魔法使いです。高田館長から森についてたくさんの解説を受けます。
八東ふる里の森館長
高田 豊実 (たかた とよみ)
2010年より鳥取県八頭町の扇野山登山口標高800mにある「八東ふる里の森」の指定管理を始め、ブナ自然林の再生と野鳥を取り戻す取り組みを始める。2年間かけてアカショウビンやコノハズクを小学校のグランドほどの広さのふる里の森園内に営巣をさせる事に成功した。
八東ふる里の森ファーム代表、八東ふる里の森野鳥の会会長、非営利団体 扇ノ仙・ふる里の森を守る会会長、非営利団体 丹比駅活性化事業、有限会社 高田技研 代表取締役社長
他に観察できる野鳥
《通年》: アオバト、フクロウ、ヤマセミ、アカゲラ、コゲラ、カラ類、ゴジュウカラ、メジロ、イカル
《春~夏》: ジュウイチ、カッコウ、ツツドリ、ホトトギス、コノハズク、アオバズク、ヨタカ、アカショウビン、ブッポウソウ、キセキレイ、コルリ、トラツグミ、クロツグミ、ヤブサメ、キビタキ、オオルリ、コサメビタキ、ミソサザイ
営巣のタイミング スケジュールは目安です
《アカショウビン》: 5月はじめ(2020年は5月3日頃)に東南アジアより飛来 | 5/15~5/25相手探し(2羽並びのアカショウビン観察可) | 5/25~6/4卵産み付け | 6/4~6/25抱卵 | 6/25殻出し(殻が硬くヒナの怪我防止にため親が殻を外に出す) | 6/25~7/15ひな餌運び・ライトアップ(2羽並びのアカショウビン、巣箱から顔を出すヒナが観察できます) | 7/15巣立ち(19:00~19:30頃)
※アカショウビンは5〜7月中旬までの間、朝4時半を皮切りに19時半ころまで数時間おきに縄張り主張と餌探しのために外を羽ばたきます。
※相手を早く見つけられずその分産み付け、巣立ちまでがずれて時期が遅れる鳥もいます。
《赤色コノハズク》: 5/18~6/8巣箱決定 | 6/8~6/29抱卵 | 6/29~7/20ひな餌運び・ライトアップ | 7/20巣立ち
《赤色オオコノハズク・オオコノハズク》: 5/5~5/14巣箱決定 | 5/14~6/4抱卵 | 6/14~6/25ひな餌運び・ライトアップ | 6/25巣立ち